カンバンの手帖ブログ版0132

2010年05月04日
 一昨日の記事の続きで金曜日の話。
 歴史マニアの後輩Sと設楽原や長篠を回ったあと、Sがまだ行ったことがないというんで設楽町にある田峯(だみね)城址にも行ってみました。
 田峯城は中世に奥三河を支配した「山家三方衆」の一翼、菅沼氏の居城。段戸山系の山の上に築かれ、10年ちょっと前にその居館が復元されて見学施設になっております。

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 行ったら閉まってた。う~ん。

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 田峯集落は山頂付近にわずかの平地が開けており、城下に家々が点在しています。周囲から隔絶した山頂にある城と集落は、どこかミニ独立国の風情。宮崎駿がアニメの題材にしてもおかしくないような、独特の空気があります。
 勝手にキャッチコピーをつけるとすれば「奇跡のような集落」。何が奇跡かよくわかんないけど。とにかく、何回来てもその風景に感動してしまう、東三河で一番好きな集落です。
 続いて田峯のもうひとつの名所、田峯観音へ。2月に境内で催される地狂言で有名なところ。かつて田口線が走っていた頃は、その開催日に臨時列車と、田峯駅と観音を結ぶシャトルバスも運行されたほど賑わったとか。

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 ここは2年ぶりで、門前の駐車場の隅に立つ小ぶりな火の見櫓を取材に来て以来。健在で一安心です。

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 絶景&HINOMI。
 で、本題のカンバンですが、田峯観音脇の参道に、こんなのが立っています。

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 なんとこの集落では、宅地を分譲中!別荘ではなく、完全移住者のためのものです。
 5年前に田峯小学校を取材したとき地元の人に聞いた話ですが、この宅地の造成と分譲は、業者や行政ではなく田峯地区が主導で行なっています。きっかけは田峯小学校の存廃問題で、統合を阻止するためには人口を増やさねばならん、というシンプルな発想によるもの。このインディペンデンスな気風、さすがは田峯城下民の伝統(?)を引き継ぐ集落だ。
 取材当時はその事業が始まってまだ間もない頃で、地区のリーダーの方が「募集告知を誌上でできない?」というので、本編の小学校レポートの下に、脚注として載せたりしました。
 その時は正直、分譲地が埋まるとは思えなかったんですが、あれから5年、意外と売れて17区画のうちなんと残りは2区画に!凄いことです。
 田峯小学校も統合されないまま独立を保っているし、この先も田峯の皆さんには頑張ってほしいです。

 あとオマケ。田峯のあと定期チェックに行った三河田口駅跡の現況。

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 倒壊寸前ながらもしぶとく残っております。今年の台風あたりがヤマか。見たい人はお早めに。
 あまり意味はないけど変遷はこちら。
2009.09.09→●□
2008.02.14→●□
2003.08.06→●□
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東三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
いや、最後の駅舎ですけど、自分もついこの間見てきましたよ。なんか、ますます建物が沈下してきてるような、もう、ここが駅だったとは思えない状況になってますね。それから、近くの駅前旅館(?)ですか、あれは、現在、コテージ的な活用がされてるんでしょうか。
No title
以前までは裏側のホームも歩けたんですけどねえ。
駅前旅館は、確か20年前から廃墟状態をキープしていたと思います。

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