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玉ガッキー

 引き続き「そう」26号連動ネタ。
 今回は地名、小学校のほかに「玉垣」についても書いております。神社の周囲を囲う、アレです。アイテムとしてはかなり地味な部類。このテーマを受け持った時は、まあなんとでもなるだろう、と思っていたんですが、甘かった。これまでの「そう」で、屈指の難しい原稿作りになってしまった。

 玉垣にはよく寄進者の名前が刻まれています。2、3社回れば、地域性が読み取れる寄進者の名前がいくつか見つかるはず、そこから「石造物観察の楽しみ」的な感じで文章が作れるだろう、という読みでした。ところが、西三河、東三河平野部の主だった神社はだいたい行ったのだけれど、一向にネタになりそうな玉垣が見つからない!
 まず、玉垣に寄進者名が刻まれていない例が意外と多い。たとえば砥鹿神社や菟足神社、伊賀八幡宮。格が高すぎて逆にないのだろうか?
 それから、近年改築されたものもけっこうあります。寄進者の名前があっても、現在も生きてる人ばかりではこれまた取り上げにくい。そもそも名前の刻まれた玉垣は文化遺産でもあるんだから(郷土資料になりうるので)、安易に取り替えるのもどうかと思うが。
 そして、古い玉垣で名前があっても、名前だけではいかんともしがたい…ということに、玉垣チェックを始めてから気付きました。名前の羅列から読み取れるのは、この地域にはどんな苗字が多いか、ということぐらい。もっと早く気付けよという感じだが。

 さんざん探した挙句、ようやく蒲郡の大宮神社で、名前だけでなく会社や屋号が刻まれた玉垣群を発見したので、なんとか原稿が作れたのですが、これがなければどうなっていたことやら…。
 大宮神社の何を書いたかは、「そう」26号を購入して読んでください。

100312-1.jpg

 本誌にはまったく触れていませんが、数少ない「面白い玉垣」のあった神社のひとつ、吉良町荻原の羽利神社。場所は吉良町図書館の裏あたり。数年前に廃止になった名鉄西尾線三河荻原駅跡(→●□)のすぐ西で、境内裏には荻原の火の見櫓(→●□)があります。
 境内のど真ん中にクスノキの巨木が聳えてて、なかなかいい雰囲気の神社です。通りに面した大正15年製の玉垣に刻まれた文字がなかなかマニアック。

100312-2.jpg

 右上に「玉垣拾三本」の文字が。この磯村ゆみさんという方、13本の玉垣を寄贈したらしい。こまかいというか、なんか中途半端だ。
 うーん、どうでもいい。
(まさ)
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コメント

nao

大崎上島
広島県で取材・営業をしていたとき、
とにかく島めぐりを余儀なくされていましたが、
大崎上島の遊女がいた集落の海岸端の恵比寿神社には、
大坂から連れてこられた遊女が寄進した玉垣があり、
源氏名が彫りこまれておりました。
どこかの八十八ヶ所巡礼の道標と同じですね。

まさ

僕は島根のあちこちで撮影した広島産の鳥居を思い出しましたよ。さすがに玉垣までは見てなかったですが。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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