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扇の架け橋 付・10、11、12月の落語会覚え書

 本日は嫁方の家族とともに「長久手文化の家」で開かれた落語会へ。2ヶ月ぶりで、今年初めてです。もう2月も半ばすぎなのに、タイトルは「初笑い ながくて寄席」。どんだけ遅い初笑いだ。
 出演は入船亭扇橋(心眼)、扇辰(片棒)、遊一(元犬)と柳家喬太郎(転失気)。皆、良かったんだけど、今日はなんといっても御年80の扇橋師匠。マクラがいったいどこへ向かうのかスリリングな点も含めて、すげー面白い。ボソボソ喋って笑いを取れる80歳、凄いです。師匠と同年代のウチの婆ちゃんもケラケラ受けてました。

 ところで、昨年から小学館より刊行されている藤子・F・不二雄大全集を何冊か買ってるんだけど、初期の「ドラえもん」のアナーキーさには、改めて驚かされます。ポップ・シュール・ナンセンスのオンパレードで、僕らが小学生の頃、こんなとんでもないマンガを読んで面白がっていたのかと。
 落語を聞くようになってわかったのは、初期のドラえもんの笑いは実に落語的だということ。藤子・F・不二雄が落語を好きだったという話は聞いたことがないけれど、明らかに落語の影響を受けているのが読み取れます。中には落語をそのまま引用したセリフもあるし。
 藤子不二雄の青春期というのは、落語が今よりも人気、というか生活に近いところにあったはずで(東京なら寄席がいっぱいあったし、地方にいてもテレビやラジオの演芸番組がいっぱい聞けた)、てことは落語的笑いも日本人の感覚の中に染み込んでいたはず。ということは初期ドラえもんは、落語(=伝統芸能)という裏打ちがある極めて日本人のセンスに合致したマンガなのではないか。これをリアルタイムで読んだ我々の世代は、落語的笑いが感覚として染み込んでいるといえる…って、なんの話だ。
 落語好きの方は一度、小学館の藤子・F・不二雄大全集のドラえもんを読んでみてください。ただし、1~3巻ぐらいまでね。
(まさ)

 ついでなので、昨年末に書きかけでほかっておいた秋・冬の落語会の覚書もアップしておきます。自分用のメモですんで気にしないで下さい。

10/10 扶桑文化会館/落語新時代
 桂吉弥、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、立川志らくという、人気落語家を揃えた会。白鳥が相変わらずのハイテンション&エクスプロージョンなネタで凄く面白かったのだけど、会場の雰囲気がなんか白鳥色に染まってしまったというか、その後に出た志らくが、会場の雰囲気を塗り替えられないまま終わってしまったような…。曰く「師匠の談志が『あんなヤツの後に上がりたくない』とかつて言ったことがあるが、その気持ちが少しわかる」。なるほど。

10/12 今池末広亭/立川志らく・生志落語会
 二日後にまた志らく。今度は「抜け雀」できっちり。よかった。

11/22 お食事処楽/快楽亭ブラック毒演会
 数ある落語家のブログで唯一おもしろいのがブラック。ずっと読んでて、期待して行ったら期待どおりでサイコー。でも、これ、とても女の子と一緒には見られません。嫁をほっといて一人で来てよかった。次回も一人で行こう。

12/07 大名古屋らくご祭・立川志らく独演会
 2席目の「中村仲蔵」、感動のあまり終わってから嫁ともどもしばらく口が開けなかった。2009年のベスト一席!2009年どころか、今まで聞いたすべての落語で、08年夏に博多で聞いた談志の「松曳き」に次ぐ素晴らしさでした。

12/09 大名古屋らくご祭・SWA
 昇太・白鳥・喬太郎・彦いちによる新作落語ユニットの会。最初から最後までハイテンション。ああ、楽しい。定期的に名古屋でやってくれませんか。

12/14 第127回安城落語会
 トリが5日前に見たばかりの昇太。今度は古典の「花筏」だったけど、こっちも面白いねえ~。昇太もさることながら瀧川鯉昇の味わい深い面白味(顔も含めて)がとても印象に残りました。こっちに来たらまた行きます。

12/18 今池ガスホール・第五回落語教育委員会番外編
 2009年のラスト。いろんな本で「柳家喜多八はいつもダルそうに出てくる」と書いてあったので期待してたら、ほんとにダルそうに出てきた。たまらん。ネタは「二番煎じ」。たまりません。

 今年は、一回くらいは大須演芸場に行ってみたいと思います。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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