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5、6月の落語会覚え書

5/3 大府普門寺・十一面観世音菩薩開帳奉納落語

 普門寺は知多四国の第三番札所。樹林舎刊「知多巡礼紀行」制作の追い込み時期で、17年に一度の御開帳行事を取材に行ったら、なんと檀信徒および祈祷を受けた人のみ限定の落語会が!しかも柳家権太楼って大物じゃございませんか。いやー、落語の神様がついているとしか思えない。いや、寺だから仏か。

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 左手奥に秘仏の十一面観世音菩薩。そして正面奥が高座。なんともありがたい雰囲気。客層はご覧のとおり、いつにも増して年齢層が高く、噺家が座布団に座ってお辞儀をすると、前の方に陣取ったおばあちゃんたちもつられてお辞儀する有様。こりゃ開口一番の右太楼も面食らっただろう。
 権太楼は「井戸の茶碗」「笠碁」の2席。顔が最高に面白かった。

5/6 川辺町白扇酒造・花美蔵寄席

 こちらは一ヶ月ほど前、岐阜県内のみで配布されるフリーの雑誌の取材で川辺町の白扇酒造(味醂で超有名な蔵元)に行ったところ、社長さんが「来月ウチで落語会やるよ」とお誘いいただいたのだ。花美蔵寄席は毎年この時期行なっているそうで、レギュラー出演は三遊亭鳳楽。こちらは円楽一門の総領で、近々円生の名跡を継ぐと噂されているこれまた大物。いやー、落語の神様がついている。松尾様か?
 蔵の敷地内にホール的なスペースがあって、そこに集まったのは50人ほど。「浮世床」「五月のぼり」「不動坊」の3席をたっぷり演じて、その後は鳳楽師匠も交えての食事会。蔵元なので酒はもちろん、打ちたてソバまでつくという豪華さ。
 そしてウチら落語一年生は、鳳楽師匠とジカにお話させていただいたうえ、写真まで撮らせてもらって興奮の極み。

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 花美蔵で鳳楽師匠と乾杯する女性取材記者(完全にミーハー)。
 鳳楽師匠はいつもこの時期、設楽の関谷醸造→白扇酒造と「酒蔵ツアー」みたいな会を催しているそうで、来年はどちらも是非いらしてください、と言ってくださった。行きます!

5/某日 名古屋・柳家三三ひとり会

 この会は嫁は行かず、かつて勤めていた会社の先輩と行く。この2ヶ月で行った落語会では一番よかった。若いのに凄いぞ、三三。とにかく口調のよさが最高にカッコよく、圧倒された。「悋気の独楽(だと思う)」と「引越しの夢」の間、2席目には講談を演じてました。「落語家になってなかったら講談師になっていた」と三三談。

5/某日 名古屋・立川談春独演会

 25周年スペシャル独演会ツアーの初日ということで、談春も気合が入っていた、と思う。1席目は昨年福岡で聞いた「おしくら」。同じ人の同じ演目を聞くのはどうなのか、と出だしは心配したが、初めて聞いたように面白かった。2席目は「紺屋高尾」。いやー、落語を堪能した、という感じでした。
 前座のこはるの「家見舞い」、さすが談春の弟子というか舌の回りが見事。しかし女性でも糞尿話をやるんですね…。

5/某日 名古屋・立川談志独演会

 機嫌も体調も悪かったらしく、談志がなかなか出てこない。それで平林が2回も引っ込んでは出てきて小噺やったりかっぽれ踊ったりしてた。マジで困ったふうの平林がなんか面白かったです。談志の会ってのはスリリングなもんだ。
 引っ張って引っ張ってやっとこさ出てきた談志は、2月に浜松で見たときより老け込んだ風情。「夕立勘五郎」という噺をサラッとやって、中入りかと思ったらそこから引っ張って休みを挟まず「金玉医者」へ。
 あとで談志のHPを見たら「今日は本当に高座が出来るかどうか判らなかった・・・」だって。大丈夫でしょうか。

6/13 各務原市・江戸前かかみの寄席

 前もちょこっと書いたけど、終演後、志らくのサイン会が催されました。順番が回ってくると、志らく大好きの嫁が一言「独演会をやってください!」
 それを聞いた志らく師匠「あ、あー、そうですね。名古屋でね」。
 もしかして志らく、名古屋のこと嫌いなのか?

6/21 豊川市・音羽寄席

 権太楼、右太楼の前に演じたアマチュアの方は鶴橋減滅渡、微笑亭さん太という2人。実は4月に、豊橋の小池町にある大黒屋旅館で催された落語会を嫁が取材して「そう23号」に書いており、お二人にも会っています。どちらもベテランで、微笑亭さん太さんは落語台本作家でもあるとのこと。小朝の本にも「凄い人が地方にいる」と紹介されてました。
 そんなわけで見たかったんだけど、この2人には間に合わなかったんだよな~。着いたら微笑亭の高座の真っ最中。扉の向こうでかなりドカンとウケてるのが聞こえてきて、もっと早く家を出ればよかったと地団駄。まあ、地元の方たちなので、近いうちにまた聞く機会があるでしょう。
(まさ)
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コメント

志らく

いえいえ、名古屋は大好き。ドラゴンズファンだし。
 奥さんに宜しくおつたえください。志らく

まり

 握手していただいた、嫁のほうです。
志らくさんから直々にコメントをいただけるなんて、もう大感激です!本物の志らくさんですよね(信じられないっ)。
 落語初心者の私がいうのもなんですが、各務原での「文七元結」、最高でした。長兵衛の江戸っ子ぶりがカッコよかった。「娘は、女郎になっても死なない、俺も借金を抱えても死なない、でもおまえは50両ないと死ぬというんだ、だから、(50両)くれてやるっ!」のセリフに感動してしまい、(長兵衛、なかなかいいこと言うじゃないかっ)と思ったら、なぜか目に涙があふれてしまいました。

 瀬戸のシネマ落語も行きましたよ!前から二番目の席に座っておりましたので、表情がよく見えました。「天国から来たチャンピオン」、よかった!あの日、サイン会がなかったので実は残念に思っていたのですが、各務原でサイン会があって本当によかった。悔やまれるのは、『雨ン中の、らくだ』を持っていかなかったことです。あの本、何度も読みました。今度は忘れずに持っていかなくては!

 名古屋での独演会、楽しみにしています。オウッオウッと言いながら鼻をこする仕草をまた見たい!いつも夫婦でマネをしております~。

長くなりましたが、コメントをいただき、本当にありがとうございました。


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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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