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タウンサインの研究0014

 先週の火曜日、取材で1月に続いてまたまた富士山麓へ。前回は富士宮が中心でしたが、今回は富士市を中心に周遊です。富士市は言わずと知れた製紙の町。市内の至るところに製紙工場があり、工場群を縫うようにして「岳南鉄道」というマイナー私鉄が走っていることで、マニアには有名なところ。
 富士市はもともと、富士市と吉原市が合併してできた市で、中心市街地も二つ存在します。旧富士市の中心部はJR東海道線富士駅付近。いっぽう、旧吉原市の中心部は岳南鉄道吉原本町駅付近。JR駅があるので富士地区のほうがなんとなく栄えてるようなイメージがあるけれど、吉原地区はかつて東海道の宿場町で、商店街の雰囲気はどちらかというと吉原の方が賑わってる感じ。
 で、こちらは11年ぶりに訪れた吉原商店街にズラッと掲げられたタウンフラッグ。

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 さすが宿場町らしく、旅籠の暖簾風の和なデザイン。色あいといい(3パターンある)、フォントの選択といい、なかなか好感が持てます。小さくて見えませんが「吉原宿」の文字の上のアーチに刷り込まれているのは、本陣、木戸、神社など宿場のランドマーク。
 ただ、現代の吉原商店街はひと昔前の歩道アーケード型商店街。江戸時代の面影は皆無で、バリバリ昭和テイストなんだが。
 ところが吉原では今、和フラッグよりもこっちの三色幟のほうが注目を集めています。

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 つけナポリタン?
 たまたまその日に買ったニッカンスポーツ静岡版に「つけナポリタン」の記事が載っていたので要約すると、昨年10月、沈滞化する吉原商店街の活性化を図るべく、商店街振興組合がテレビ東京系の番組「テレビチャンピオン」の企画として開発した「ご当地グルメ」とのこと。やきそばで先行する富士宮に負けるな!ってところでしょうか。東京の有名ラーメン店が「つけナポリタン」と「富士みそ焼そば」を創作し、市民投票で勝ち組合の公認を得たのがつけナポリタン。現在は16店で提供しているらしい。
 ちょうど晩飯時だったので、商店街の中ほどにある「Trattoria KIKUCHI(トラトリアキクチ)」という店に入って注文してみました。

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 要は、パスタ麺を汁状のナポリタンにつけて食べるというもの。つけ麺のパスタ版ですね、って、つけ麺にする意味があるのかって話だが。ちなみに定義は「トマトスープをベースにもう一種類のスープを加えたWスープ。麺はうどんやそばでも可」。
 食べてみると…あ、こりゃうまい。スープにコクがあるせいか、普通にナポリタンを食べるより美味い気がする。あと、茹でたパスタそのものの香りがいい。はっきり言って、名古屋名物のあんかけパスタより味も見た目も洗練されてて、僕は好きです。

 しかし美味いとはいえ、なんでまた吉原でコレなのか?聞けば、特に喫茶店・洋食文化もないし、ナポリタン消費量が多いわけでもないらしい。
 地域の伝統文化を重視する僕としてはちょっと引っ掛からなくもないですが、考えてみると、地域性にこだわるあまりしょーもないご当地グルメで失敗した例もあるし(大きな声では言えないが信州の某町とか)、まあ、これはこれでいいのか。そもそも富士市って観光には依存してないし。
 ニッカンのインタビューに対し仕掛け人は「吉原を盛り上げるためにはなんだってしますよ」と応えていました。その心意気が好感度大!
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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