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「楽」で落語!

 久しぶりのブログでございます(ワタシにとって)。波がありますが、今年もお付き合いのほど、よろしくお願いします。
 さて、富士山の話題から話が飛びますが、いまだ落語の熱は冷めやらず、年末から今年にかけて5回も落語を観に行ってきました。とくに正月は“新春初笑い”と称して、あちらこちらで落語会が催され、行けばパンフレットに挟まれた告知チラシに目を通し、すると気になる落語会を見つけてしまい、再び落語会へ行き、そこでまた気になる落語会を見つけてしまう・・・と、落語ビンボーまっしぐら。なかなか抜け出せません。
 
 ここ、お食事処「楽」での落語会は、正月明けの7日に行った春風亭小朝の独演会で見つけたもの。20日が三遊亭白鳥、31日が柳亭市馬。市馬は正統派の古典落語を聴かせる実力ある噺家で、12月中席の浅草演芸場を見に行ったらトリを務めていた。評判通りの話しぶりで、声がものすごくいい。対して白鳥は創作落語で知られる噺家。『この落語家を聴け!(広瀬和生著)』(初心者なんで、このような本も買ってしまう・・・)では、奇想天外な創作落語で爆笑させる、と評されている。どちらを観るか、それとも両方観るか・・・。とりあえずチケットがあるかどうか問い合わせてみると、どちらもまだ余裕があるとのこと。迷った末、まだ一度も見たことのない白鳥を選び、落語を観たいと言っていた友達も誘って、ダンナを合わせた3人で見に行ってきた。
 「楽」は、地下鉄東山線の中村日赤駅から徒歩10分ほど離れたところにある。名古屋競輪場へ数回、いや数十回?行ったことのあるダンナには通いなれた場所のようだが、ワタシは初めて。夕方六時半過ぎの周辺は薄暗く、女二人で歩くにはちょっと心細い道だった。黄色い看板が目印だという「楽」は三階建ての一軒家のような店で、一階は食事処として普段どおり営業していた。会場は階段を上がった二階。20畳くらいの大広間に高座が設けられている。落語のために作られたとしか思えない場所だ。受付で木戸銭1,500円を払い、パンフレットを受け取ると、群青色の着物を着た人が後ろからやってくる。一瞬、お客さんかと思ったが、胸元には白いスワンの絵柄が二つ。この人が白鳥さんだった。
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 座席は自由。前から四列目くらいまでは背もたれの付いた座イスがあり、こちらは早く来た人だけが座れる特等席。その後ろは座布団席で、空いている席に横並びに座った。客は50人以上100未満。ギュウギュウ詰めではない。女性客もちらほらいたが、男性の一人客が圧倒的に多く、たぶん常連さんなのだろう。 
 開演の7時を過ぎると、開始の合図、出囃子が鳴る。今までの独演会では前座なり二つ目が一人二人いたが、今日は白鳥一人。出囃子はテープで、曲は「白鳥の湖」。どんな展開で進んでいくのか楽しみになった。
 最初から創作落語で爆走するかと思っていたら、「まずは古典落語をやります」といって、『白鳥流火焔太鼓』を話し始める。妻の尻に敷かれた道具屋の亭主が、この世に二つとない火焔太鼓を仕入れ、運よくお殿様が購入するという、めでたいストーリー。この話の見せ場の一つが、亭主と妻のやりとりだと思うのだけど、白鳥が演ずる亭主役は幼い子どもに見える。もしや、妻と子どもの話に改作したのだろうかと思ったが、基本の設定は変えていないよう。あえて、子どもっぽく演じていたのだろうか。
 その次は創作落語『悲しみは日本海に向けて』。師匠、三遊亭圓丈の『悲しみは埼玉に向けて』の改作版で、落語というより私小説。新潟の高田で生まれ育ち、実家は自転車屋、江戸っ子に憧れて落語家になったが二つ目の名は出身地をアピールした“三遊亭新潟”。新作落語を得意とする師匠を目指し、「古典落語ができない体質になってしまったんです!」と、落語家としては致命傷ではないかと思うようなことまで激白する(いいのか?!)。一体、どこまでが本当でどこまでが冗談なのか。ストーリーに少々ムリがあったものの、古典の改作より、完全な創作落語のほうが断然、面白かった。
 一席見た限りでは、鼻水垂らして遊びほうける小僧役とか、落ち着きのない課長とか、そういうキャラクターのほうがぴったりはまるような気がするなぁ。それから、マクラと話の本編の調子が変わらないので、少し分かりにくい。マクラが延々続いているように聞こえてしまうのだ。まっ、偉そうなことはいえませんが。とはいえ、声は明るいし、憎めない坊ちゃん風の表情もいい。東京の寄席で観てみたいものです。
 
 さて、「楽」で食事をしてもよかったのだけど、そこから15分ほど離れた「プサン」という韓国料理屋で打ち上げをすることに。「楽」以上に辺鄙な場所にあるのにお客さんで賑わっていてびっくり。チヂミとコプチャンチョンゴルが旨かったなぁ。「楽」+「プサン」、このパターン、かなりおすすめです!(まり)
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↑雅楽に用いる鼉太鼓(だだいこ)。外側を朱色の火焔が取り巻いていることから、火焔太鼓とも呼ばれる。鼉太鼓は、赤い太鼓の革面に三つ巴を描いた左方太鼓、緑色の彩色した革面に二つ巴を描いた右方太鼓の一対で用い、この写真は右方太鼓。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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