その旧中ノ郷駅跡、今は戦没者慰霊碑公園になっています。

なぜここに慰霊碑を建立したのかよくわかりませんが…。神社の一隅とか学校や役場の敷地ではよく見ますが、廃駅跡に慰霊碑を建立する例は全国的にも極めて珍しいのでは。
そしてその入口にはこんなものが。

旧余呉町時代のイラスト観光案内板だ!むかしは駅前や役場前などに手描きの観光案内板がよく建てられていたものですが(これとか→
●□)、最近は滅多に見かけなくなりました。廃駅跡に案内板があるのもヘンといえばヘンだけど、以前は国道365号を挟んで余呉町役場があり、役場の付属施設ということなのでしょう。

そのためか、下のほうに人口の表示板が取り付けてあったりもします。
この地図をじっくり見てみたところ、イラストがなかなか愉快。

赤子山(あこやま)スキー場には猿のスキーヤーが!

車のハリボテ?を身に付けて走る古代エジプト人が!

高時川の上流にはパイプを吹かして釣りに興じる粋なオジサンが!
他にもいろいろ面白いので、柳ヶ瀬線の廃線跡めぐりをする際はぜひその目でご覧ください。もはやこれも日本遺産の構成文化財のようなものでしょう。
しかしいったいどういうセンスの町なんだ…。

(1997.04.13)
オマケ。かつて余呉駅にあった名所案内。なぜか説明文が異様に長い。赤子山スキー場の項には、国鉄の名所案内では他に見たことのない「!」マークが使われていたり、である調とですます調が混在していたり、実に味わい深い一品でした。

(1997.04.13)
同様に、木ノ本駅の名所案内も説明文がびっしり書き込まれていました。製作者の熱意が伝わってきます。
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