樹林舎刊「長浜・米原の100年」(→
●□)のスピンオフ。

伊香郡の中心地で、かつて交通の要衝だった木ノ本駅は平成18年(2006)年に橋上化。1階には「ふれあいステーションおかん」という物産販売所が入っています。

元の駅舎は50mほど長浜寄りに保存されており、「きのもとまちの駅」の表札が掲げられているので活用されているのでしょうが、開いているのを一度も見たことがありません。
その現役時代がこちら。

(1997.04.13)
撮影時は駅前広場の整備工事中で、バス乗り場の上屋を建てているところでした。それも何年か使われただけで撤去されてしまいました。駅舎脇にはキヨスクもあったのですが、この写真を撮ってから3年のうちに閉店。



(1997.04.13)
改築されるまで、ホームに琺瑯の駅名標がなぜかやたらと残っていたのも高ポイントでした。2枚目は「も」の字の書体の差異に注目。左はオーソドックスな国鉄書体の角丸ゴシック、右は手書きの丸ゴシック。3枚目の横バージョンは表記の配列が異なっており、右のは「木」のタテ棒が跳ねています。
文字だけ見ていても昔は面白かった。

(1997.04.13)
JR化後も国鉄時代の駅名標がずいぶん長いこと残っていました。自治体名が、木之本町なのに「ノ」にしてしまったのは御愛嬌?

(2000.06.06)
後に建てられた乗車促進を呼びかけるカンバンには、木ノ本駅なのに「之」の表記が!多くの人が混乱していた、もしくはテキトーだったことが窺えます。
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