樹林舎刊「長浜・米原の100年」(→
●□)のスピンオフ。

長浜駅、虎姫駅と同じく、高月駅も20年ぶりに来てみたら昔の駅舎が消え失せており、橋上化されていました。オープンは平成17年(2005)なので、もう15年以上も経っています。駅や町の規模に似合わずやけに大きな外装が特徴。土蔵か農業倉庫をイメージしたデザインでしょうか。
高月駅の古写真は、地元の人からの提供がなかったのでやむなく自分がむかし撮影したものを掲載しました。

しかも、かろうじて20世紀の写真という。できれば昭和30~40年代の写真を載せたかったのだけれど、出てこなかったものは仕方ありません。
原版は当然カラープリントです。

(1996.02.13)
この駅は現在の橋上駅より150mほど長浜寄りにあり、「田舎の複線本線の特急通過駅」に必要なアイテムがほとんど揃った、実にいい駅でした。
まず、この木造駅舎が最高。これでキヨスクがあれば完璧だけど。


(2001.01.08)
冬には、待合室内にストーブを設置がされていました。木造の跨線橋と、やけに横に長い上り待合室もいい。当時は当たり前の存在で顧みられることもなかった構内施設が、ここ20年の間になかなか見かけなくなってしまいました。


(2001.01.08)
下りホームには側線が設けられており、米どころらしく上りホームの裏には大きな農業倉庫かデンと鎮座。現駅の外装にフォルムが似ていなくもない。

(1996.02.13)
この駅の味わいを深めていたのが、駅の南にある日本電気硝子高月工場への貨物列車。考えてみるとこの風景も貴重で、駅舎の写真と一緒に載せておけばよかった。
もっとも、こんなマニアックな写真を使ったところで、特に誰の目を引くこともないでしょうが…。
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