fc2ブログ

湖北の駅、ここ20数年ほどの今昔その7~長浜駅

 だいぶ間が空きましたが、樹林舎刊「長浜・米原の100年」(→●□)のスピンオフを再開します。米原市内の駅舎の今昔をやったので、ここからは長浜市内の駅舎を(特記以外は2022年撮影)。

231024-7.jpg

 長浜駅の駅舎の変遷については諸説ありますが、ローカル雑誌「み~な」120号(2014年発行)によると以下のとおり。

初代 明治15年(1882) 現長浜鉄道スクエア
2代目 明治35年(1902) 現在地に移転
3代目 大正12年(1923)
4代目 昭和25年(1950)
5代目 昭和56年(1981) びわこ国体に合わせて改築
6代目 平成18年(2006) 橋上化

 このうち2代目と6代目以外の駅舎は本書に掲載しています。現役時代の初代駅舎の超貴重な写真も載せているので、研究者にはぜひご覧いただきたいところです。

231024-1.jpg

 それはさておき、本書の取材で20年ぶりに長浜駅に行ったら、当時の風景が一掃されていて驚いた…って、改築から16年もたってて今さらですが。

231024-4.jpg
(2003.02.05)

 昭和56年の築で、国鉄末期の非橋上化の拠点駅のらしい建物です。現存していた頃は特に惹かれる駅でもなかったけれど、改めて見てみると、本線上の地方都市の玄関駅らしい味わいが感じられ、建て替えられたのはもったいなかった気がします。なくなってからそのよさに気付かされるというか。

231024-2.jpg
231024-3.jpg

 駅前のバスターミナルはサークル状に再整備され、駅の対面にはペデストリアンデッキで繋がる「えきまちテラス長浜」が出現。

231024-5.jpg
231024-6.jpg
(2003.02.05)

 以前のバスターミナルは相対式ホーム状になっていました。また、駅前には昭和44年(1969)に開業したた平和堂長浜店がデデンと構えておりました。ある意味、黒壁や旧長浜駅よりも存在感があったのですが、平成27年(2015)に閉館し、駅の横にできた「モンデクール長浜」が駅前商業施設の役割を継承しています。

231024-8.jpg

 本書には平和堂長浜店のオープン間もない頃の写真も掲載しています。滋賀県内を取材で回っていると、滋賀県民にとって平和堂の存在感が大きいことを実感するので、平和堂の古写真は外せません。
 取材に行く際には平和堂が県内全域で展開するスーパーチェーン「フレンドマート」にちょくちょく立ち寄って、晩御飯の食材やおやつを買った(東海地方より東では売っていないカール等)のですが、県内産品の扱い量が多く推し方も積極的な印象です。正直なところ、地元の岐阜の某スーパーチェーンよりも購買意欲をそそります。


230510-5.jpg
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

MARUKADO

----------------------
東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
----------------------
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住
----------------------
Instagram
まさ masayasu_naito
まり mariko.uiro

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク