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湖北の駅、ここ20数年ほどの今昔その5~米原駅・近江鉄道編

 樹林舎刊「長浜・米原の100年」(→●□)のスピンオフ。

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 米原駅の片隅に近江鉄道が乗り入れているのは御承知の通り。まさしく「間借り」の形で、広い駅のすみっこで電車も肩身が狭そうにしています。しかし、昔は独立した駅舎がありました。

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(1995.01.04)

 ただし、駅舎といっても外から入れる玄関はなく、国鉄/JRの構内を通らないと乗り場に行くことができない構造になっていました。基本的に国鉄からの乗り換え客しか想定しなかったのでしょう。

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(2003.01.16、以下同じ)

 ところが、2000年前後にJR米原駅の大改造が行われた際、近江鉄道は同時に改修されなかったため、数年間だけJRから切り離されて孤島状態になってしまいます。それで、駅舎の側面に初めて「玄関」が設けられました。移設までの一時的なもので、いかにも取ってつけた感のある上屋付き階段です。
 それでも、移設ギリギリまで昔の施設を使用し、時間に取り残されたような雰囲気を保っていました。

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 平地の駅なのに、いったん登ってからホームに降りる構造。サイズが異なる二つのベンチの味わい深さたるや。

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 上の方に取り付けられた大きな沿線案内図と、その下に置かれた信楽焼の狸のインパクト!近江鉄道経由で信楽へ行くって、鉄道好きならそそられない人はいないでしょう。僕は中学生の時に一度だけそのルートで信楽まで行ったことがあります。まだ国鉄信楽線でした。

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 駅舎内のたまらないアイテム、地元の病院のカンバンと、鏡&手洗い場。水受けがかなり年季が入っているようで、蒸気機関車の客車を利用して乗り換えてきた人のために設置されたのでしょう、たぶん。
 また、鏡をよく見ると「待合室で寝ることを禁ず」の注意書きが貼ってあります。ターミナルだけに、寝待ちする人は多かったはず。いかにも「寝てください」と誘っているような形のベンチだし。

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 それにしても、大改造によって生じたこの広大な空間、いったいいつ埋まるのやら…。


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MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
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