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住友大阪セメント伊吹工場専用線跡の現況0002

 樹林舎刊「長浜・米原の100年」(→●□)のスピンオフ。
 伊吹山麓の廃線といえば、東海道線旧ルートのほかに近江長岡と春照の住友大阪セメント伊吹工場を結んでいた約3.7km専用線があります。昭和27年(1952)から平成11年(1999)まで運行され、工場も平成15年(2003)に閉鎖されています。

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(「1:25,000関ヶ原」昭和63年修正測量、平成元年発行)※クリックで拡大します

 この廃線跡については14年前に少し書いたように(→●□)、ほぼ全区間がサイクリングロードとして整備されています。久しぶりだったので、今回改めてチェックしてみました。

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 近江長岡駅のすこし東、東海道線から線路が分かれていくあたり。線路はとっくに撤去されていますが、この「伊吹山 標高一三七七メートル」の大きな標柱はいまだ健在。これ、50年以上はここに立っているんじゃなかろうか。

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 起点から約800m、天野川を渡って新幹線をくぐっていくところ。平成21年(2009)に見た時には、鉄橋のすぐ先のアスファルトに機関車のイラストが描かれていたのですが、今やすっかり消え去ってしまいました。

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 起点から約2.3km、連続する二つの短いトンネルはこの廃線跡で最大の見どころ。トンネルと言っても、手前は国道365号のアンダーパス、奥は弥高川の河床のアンダーパスで、どちらも山ではありません。
 あとは特にどうということのないサイクリングロードなので、この路線の現役時代の写真を。親会社は大阪窯業セメント→大阪セメント→住友大阪セメントと名を変えており、撮影当時は大阪セメントでした。

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(1991.02.13、以下同じ)

 起点の近江長岡駅。

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 新幹線をくぐったあたりの美しいカーブ。できればここで向こうからやって来る列車の写真を撮りたいところでしたが、当時、わざわざ運行時間を事前に調べるという面倒なことはしなかった…。

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 と思ったら、杉沢の踏切で工場に向かう貨物列車に遭遇!偶然だったので、中途半端な場所でシャッターを切ってしまった。

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 春照付近の踏切(今の「薬草の郷文化センター」のすぐ西)では、手書きの時刻表に遭遇。けっこうな本数が運行されていたようです。

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 そしてこの踏切のそばででもう一本、貨物列車に遭遇。結局、僕が目にしたこの路線の貨物列車はこの二本だけでした。ちなみにこの写真は「長浜・米原の100年」の20年前に僕が作った「湖北の今昔」(郷土出版社)に掲載しました。
 続く。


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MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
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