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飯村茶屋第一第二

 春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタ。
 旧東海道沿いの市町で現行の住所表記に小字の「茶屋」が使われているところは、豊清町茶屋ノ下を含めて三河に八か所あります(遠州は小字を使用している市はない)。今回はそれをひととおり巡ってみました。

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 そのうちのひとつ、飯村町茶屋。岩屋から並走してきた旧東海道と国道1号が合流する殿田橋の東側一帯の地名で、旧東海道にはこのような古い民家が数軒残っており、街道っぽい雰囲気が辛うじて感じられます。地元の人が作った郷土誌「豊橋市飯村町のあらまし」(平成15年)によれば、慶安年間(1648~51)に伊勢国山田より移住してきた山田家が、二川宿と吉田宿の中間に位置するこの場所に茶屋を開いたのが始まりとか。

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 飯村にはもう一か所、住所表記にはない「ステルス茶屋地名」があります。それが、殿田橋から800mほど二川宿寄りのこのあたり。昔は「二軒茶屋」と呼ばれ、前出の郷土誌によれば、小澤家と氏名不詳の人が営んでいた二軒の茶屋があったそうです。

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 二軒茶屋の名は、旧東海道沿いにある「二軒茶屋集会所/ちびっこひろば」にその名を留めています。ちびっこひろばと称しつつ、遊具が一つも置いてありませんが、古い木造の集会所と未舗装の広場がなかなかの味わい。豊橋市内で木造公民館はもはやかなり希少なのでは(割と近くにあるこれとか→●□)。

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 二軒茶屋の一帯は区画整理事業により「飯村南二丁目」になっていますが、区画整理地区内に設けられた公園に、その名が残されました。
 そんなところで2021年もオシマイ…なんですが、掉尾を飾る写真が地味な公園の地味な門柱というのもなんですので、最後は公園の北を流れる殿田川の爽快な夏景色で締めくくりたいと思います。

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 うーん、やっぱり地味だった。


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MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
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2003~2019愛知県知立市在住
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