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中井侍の手前と対岸

 春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタで、中井侍の続き。
 今、天龍村で本格的に茶の生産をしているのはほぼ中井侍だけで、地名を採って「中井侍銘茶」というブランドで売り出しています(といっても生産者の直販が中心でほとんど世に流通しませんが)。しかし、以前は天龍村の広範囲で生産されており、「天龍村史 下巻」によると最盛期の昭和50~60年頃は天龍村内に163戸の生産農家があったとのこと。中井侍の戸数は20戸ほどなので、その広まりぶりが窺えます。
 中井侍に行ったついでに、周辺集落の茶畑の現況も見てきました。

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 中井侍駅のひとつ飯田寄りにある伊那小沢駅。車で中井侍に行く場合は、この駅のそばを通るのが一般的なルートになります。

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 駅のある小沢集落と、谷を挟んだ高台にある下山集落には、わずかですが茶畑が見られます。茶畑があろうがなかろうが、絶景であることに変わりはありません。

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 中井侍の対岸にある倉ノ平集落。県道1号佐久間富山飯田線から少し登ったところにあるドン詰まりの集落で、現在はたったの3戸しかありません(こんなところにも、例によってHINOMIが!)。

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 倉ノ平に住むお爺さんによると、ここでは中井侍ほど茶生産に熱心な人はいなかったとか。わずかにあった茶畑も手入れされなくなって久しく、このような状態になっていました。

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 その倉ノ平から見た中井侍。いやもう、ほぼ絶壁。
 そういえば、中井侍は茶畑が多いのに、茶産地の定番アイテムである除霜ファンが見られません。中井侍の組合長さんによると、山の角度の関係で中井侍は日が当たり始める時間が遅く、茶に着いた霜がゆっくりと溶けるので、ファンを使わなくても茶葉には良い状態が保持できるという話。

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 なお、倉ノ平に寺の地図記号が描かれていますが、廃寺になって久しいようです。

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MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
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2003~2019愛知県知立市在住
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