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カンバンの手帖ブログ版0417

 大和地区の「記念碑山」に続いて、半年前に買った車のカーナビで存在を知った近所のスポットをもうひとつ。

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 池田・揖斐方面から谷汲へ抜けるルートに「西美濃お茶街道」という広域農道がありまして、旧揖斐川町・旧谷汲村の境にある「東山トンネル」を抜けると、右側の何にもないところに「花長下神社」と表示されます。
 2週間ほど前にこの道を走っていた時、これを見た8歳児が「ナニコレ?行ってみようヨ!」と言うので寄ってみました。

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 場所は谷汲の名礼(なれ)で、西国三十三観音の最終札所として知られる華厳寺(→●□)の南3キロほどのところ。お茶街道を外れて田んぼの中の道に入ると、程なくして神社に到達。

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 シブい、シブすぎる!
 名礼の家並みからかなり離れた場所にポツンとあり、なんとなく聖地的な雰囲気が色濃いのが高ポイントです。

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 そんな境内の片隅で、8歳児が倒れかけの案内板(壊れかけのRadio的な)を発見。その内容を読んで驚いた。なんと、この小さな神社にしか生息しないという希少生物がいるというのである!
 以下、説明文の全文

天然記念物 ヒメハルゼミ(谷汲村名礼)

 昭和十三年に谷汲村名礼在住の平井賢吾さんが当花長下神社境内で発見し国の天然記念物の指定を受けた日本でも一、二ヶ所にのみ生息するという珍しいセミです。体長三〇ミリ、細長く小さなセミで、一見アブに似ており一匹では鳴かず六十匹から百匹で合唱するのが特徴で別名ツレセミとも言われています。
 また、このセミはかしの木の根を伝い土中二メートル位のところに幼虫として六年間を過ごし、七年目に地上に成虫として姿を現し、かしの葉の裏にとまり保護色を利用して外敵から身を守り、一週間の生命を燃やすのです。なぜかこの神社の境内しか生息せずその理由は未だ不明です。

谷汲村商工会


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 こんなセミだそうです。実にシブい(イラストが)。

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 鳥居の脇には天然記念物の指定標柱も建てられていました。文中に「国の天然記念物の指定を受けた…」とあるので国指定かと思いきや、よく見ると県指定。ヒメハルゼミの棲息地は全国にあり、そのうち三か所が国指定になっているので、紛らわしい記述になったらしい。
 ちなみに東海地方では蒲郡市の相楽にも県指定の棲息地があり、2013年3月発行の春夏秋冬叢書「そう38号」に(自分の書いたものでないけれど)記事が掲載されています。
 8歳児は、村人が発見したというエピソードがえらく印象に残ったようで、家に帰ってからも母(いつもの女性取材記者)や祖母に「谷汲の神社でネ、村の人がネ、めずらしいセミを見つけたんだって!」と嬉々として仕入れたてのネタを披露しておりました。そんなに気に入ったんなら夏にもう一回来てまだいるかどうか調べて、それを自由研究にしたらどうだい?息子よ。

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「ぜったいイヤです、おとうさん」

 だいたいウチの8歳児は生き物に触るのが苦手で、蘊蓄や小ネタは好きだが生き物そのものにはさほど興味がないというわたくしの資質をしっかり受け継いでいるのであった。
 あと、境内にはこんなカンバンも→●□
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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