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匠の建築にジオラマジック

 3月下旬、某旅行雑誌の取材で高山へ。そのときは岐阜県内のコロナ感染者がまだ10件ほどで、今ほど危機感はなかった。外国人こそほぼ皆無ながら、某ショップの人も「少し人が戻ってきた感じ」と言ってるくらいだったのですが…(→●□)。
 その際、丹生川にある「匠の館・森の水族館」というところへ行ってきました。3月あたまからのコロナ休暇でヒマを持て余していた8歳児と嫁(いつもの女性取材記者)と母も連れて。

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 明治15年に高山の名工・川尻治助が建てた農家建築で、高山市文化財としての名称は「田上家住宅」。川尻治助は高山市街にある観光名所「日下部民藝館」の建造者として知られています。
 公開するようになったのは平成8年とずいぶん前なのですが、高山市街から12km離れており、しかも国道158号から少し離れているので、観光名所が目白押しの飛騨にあってはメジャー物件とは言えない存在でした。僕も15年ほど前に、某地図会社系観光ガイド用に外観だけ写真を撮った程度です。
 しかし、平成25年から文化庁が日本遺産の制度をはじめ、高山市が木モノ関係を集約した「匠の技・こころ-木とともに、今に引き継ぐ1300年-」を申請して翌年認定されると、その構成要素に匠の館も選ばれ、注目度が上がっているようです。

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 日本遺産はさておき、こういう古民家はわたくしの大好物なので、実に楽しい。でも8歳児にはまだこういうのは早いよな…と思っていたら、予想外のアトラクションがあって子供もハイテンションに。

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 なんと、離れに鉄道模型コーナーが!しかも昭和30年代の高山を再現!
 カブリツキの席に座ると、田上家のおばあちゃんがコーヒーを淹れてくれて、ゆたったりくつろぎながら鑑賞できます。普通に見ているだけでも楽しいけど、珈琲が配られるとおもむろに電気が消え、「高山の夏の一日」というテーマで夜明けから夜中までの情景が展開されます。こんなところで(と言っては失礼だけど)まさかこんなレベルの高い展示が見られるとは。リニア鉄道館のジオラマにも決して引けはとらない!

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 昔の高山駅である(→●□)。感涙。

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 高山駅の隣の上枝駅である。これは現存ですが。

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 併設の「森の水族館」には淡水魚がいっぱいいて、8歳児はこれにも大喜び。聞けば、ジオラマも水族館も現当主の手作りとのこと。ある意味、現代の飛騨匠では。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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