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葱、葱、葱

 春夏秋冬叢書「そう」66号が発売中です。今号のキーワードは「性」。私は例によって「地名探訪」「三遠南信産××育」のほか、岡崎の「満性寺」と稲武の「根性椹」の文章を、女性取材記者(まり)は「弾性」のタイトルで岡崎の麩のメーカーと、「性科学」のタイトルでオギノ式避妊法を提唱した豊橋・下条出身の荻野久作の記事を担当しております。

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 今回の地名探訪は岡崎市南西部の法性寺(ほっしょうじ)。三遠南信で「性」の付く地名はここが唯一なので、自動的に取り上げることになりました。言うまでもなく寺由来の地名で、村の真ん中に天台宗寺院の法性寺があります。今でこそ小さな寺ですが中世には大寺院だったとされ、それゆえ地名化したと伝わっています。

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 その歴史については本誌を買ってご覧いただければと思いますが、記事に書かなかったことをひとつ。
 大正15年に刊行された「六ツ美村誌」に旧碧海郡六ツ美村のほとんどの寺院が紹介されているのですが、この寺は「法性寺」ではなく「大日堂」となっており、「天文年中(1532~55)額田郡岡崎へ移転す」「(村誌刊行当時は)岡崎市六供甲山寺住職可兒光延兼務し、真宗大谷派の僧安井法導事務取扱をなす」と記載されています。どうやら旧法性寺境内の一堂であった大日堂だけがこの地に残り、昭和(戦後か?)になって住職が常駐するようになってから、往時の寺号にちなんで大日堂から法性寺に改称したようです。落語家の大名跡が復活したみたいで、なんかいいですね。
 あと、法性寺といえば地名を冠した特産品「法性寺ねぎ」の産地。どこまで存在が知られているのかよくわからないけれど(たぶん東三河で知る人は少ないのでは)、岡崎周辺ではそれなりに知名度があるではないでしょうか。

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 法性寺町のネギ畑である。

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 さらにネギ畑である。

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 オマケにもう一枚…って、三枚もアップすることはない。
 さぞネギ畑が多い地域かと思いきや実際にはそうでもなく、平成に入って宅地化とロードサイド店の進出が急速に進んだ地域なので、宅地の隙間に田んぼとともに点々と残っている状態です。
 上の岡崎法性寺郵便局前の畑は2019年1月に撮影したものですが、11月に行ったら消滅して駐車場用地か何かになっていました。

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 なお、法性寺ねぎについては昨年2月に女性取材記者が岡崎市のシティプロモーションサイト「"〇にナる" 岡崎まちものがたり」で記事を書いたので、そちらも併せてご覧ください。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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