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青崩峠の崩れっぷり

 間に常滑と千葉の話が挟まりましたが、再び春夏秋冬叢書「そう」64号連動ネタ。
 特集の「落人伝説」では、浜松市北区(旧引佐郡)のほか伊那谷最南部の遠山郷の記事の原稿も担当しました。伊那谷への出入り口にあたる秋葉街道青崩峠の直下に、落人を監視する目的で江戸時代初期に設置された「梁ノ木島番所」がメインテーマです。記事を作るにあたって、「落人が逃げ込んでくる遠山郷はこんなにも山深いところだ!」というイメージを喚起する画を写真担当のカメラマンAさんに撮ってもらうべく、青崩峠に行きました。

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 青崩峠は平成29年の秋、キーワードが“重”だった「そう58号」の地名探訪の取材で旧南信濃村八重河内を巡ったとき以来、一年半ぶりになります。前来た時と比べると(→●□)、静岡県側に設けられている木製テラスが大改修されてきれいになっていました。標柱に彫られた銘によると、今年3月14日に「山に生きる会」というグループが整備した模様。

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 青崩峠という地名は、地盤が脆すぎるので青い地肌の急斜面がボロボロ崩れる、という意味です。長野県側から峠を見あげると、いかにも崩れやすそうな地形であることがわかります。

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 峠から熊伏山へ通じる稜線の登山道は、左右とも崖という物凄い道。通過するそばから道がボロボロ崩れていきそうで怖い。この道は県境になっており、右に転がり落ちると静岡県、左に滑り落ちると長野県です。

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 この登山道沿いの木立の間からは、今なお崩壊を続けているというほぼ垂直のガレ場が眺められます。

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 そのガレ場の上から、伊那谷最深部の雄大な眺めを決死の覚悟で撮影するAさん。その写真は本誌P55に掲載されています。

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 オマケ、前回の八重河内取材のときに当地の地名の話(→●□)を聞いた宮の平集落のお爺さん(茶畑の中の麦わら帽子の方)に再会したのですが、この集落から眺める崩れっぷりも見事。

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 水窪経由で遠山郷を訪れる際は、ぜひ立ち止まって鑑賞していただきたところです。
 青崩峠の写真はこちらも→●□
(まさ)

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コメント

ナオ

これはまたスゴい
誰が来る(吹く)のか笛吹童子ちゃうわ誰も来ん青崩峠の極道ぶり…ちゃうわ酷道ぶり…ちゃうわ国道152号。よく現状を調べてくだすって…って命がけの取材って何なんだ。

まさ

チャウチャウ?

nao

とにかくスゲーッ
一度は以行こう、青崩。ルビは必要ですね。あおくずれ…なのか、せいかい…なのか?

まさ

「あおくずれ」です。考えてみると確かに難読地名でした。

nao

ありがとうございました。
「あおくずれ」、そっちが、せいかいなのかい!?
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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