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文化財ポールの千葉スタイル

 もうひとつ、北総滞在中の暇つぶしシリーズで成田市内の寺を。
 成田市の北端、利根川のほとりに旧下総町滑河という町があります(JR成田駅から成田線の佐原・銚子方面行きに乗って二つめ)。この町にある天台宗寺院「滑河観音龍正院」に寄ってみたら、仁王門がなかなか凄かった。

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 なんと茅葺なのである。室町時代に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。手入れもよくなされているのか、大変美しい。こういうきれいな茅葺を見ると、ドラえもんの「ビッグライト」で手を大きくして、撫でさすってみたくなりますネ!

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 大きな注連縄が張られているのも特徴で、通路部分には何かの葉が吊り下げられています。寺の注連縄も、注連縄に付けた葉も、東海地方ではあまり見た記憶がないですが…。

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 で、仁王門をくぐって本堂に行くと、コンクリート製の天水桶が。やはり桶タイプが関東の天水桶のスタンダードと言ってよさそうな気がしてきました。奉納されたのは昭和9年と意外に古い。
 そして、その隣に立つ県の文化財指定標柱もコンクリート製なのには驚いた。古くは木製、最近だとアルミとかステンレスが多いと思いますが、このタイプは見たことがありません。これが千葉スタイル?
 この標柱は昭和47年の設置で、「施工者 八洲防災設備株式会社」の銘があります。この会社は東京にあり、防災設備の設計、施工、保守点検のけっこう大きい会社らしい。んんん、こんな小物を地元の工務店ではなく東京の会社が?会社のHPの「社長挨拶」を見ると「文化財を含む寺社・古民家の防災設備には長い歴史の中で培ってきた技術と信頼で実績を残し続けております」とあり、文化財指定の絡みで防災設備を請け負ったついでに標柱を寄進したとか、そういうことでしょうか。
 いろいろ気になることが多いけど、東海地方の人間が千葉県の寺の小ネタを深掘りしてどうするんだという話で、本堂で静かに手を合わせて立ち去ったのでした。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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