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ずんずん出馬

 春夏秋冬叢書「そう」63号が発売中です。今号のキーワードは「出」。私は例によって「地名探訪」「三遠南信産××育」のほか、「噴出煙火」のタイトルで飯田市愛宕稲荷神社祭礼の大三国(だいさんごく=筒から噴き出すタイプの花火)を、女性取材記者(まり)は天竜市二俣に夏の間だけ出現する屋台引きの蕨餅屋さん(→●□)と、岡崎市・渭信寺の梵鐘(戦時中に鉄材供出されながら戦後になって戻ってきた)を担当しております。
 今回の地名探訪で取り上げたのは、浜松市天竜区佐久間町の出馬。

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 出馬は「しゅつば」ではなく「いずんま」と読みます。飯田線を豊橋から北上したとき静岡県に入って最初の駅で、飯田線五大難読駅の一つとして一部マニアの間では有名ですね。ちなみに残りの四つは、大嵐(おおぞれ)、鶯巣(うぐす)、為栗(してぐり)、温田(ぬくた)。諸説アリ。

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 集落は、天竜川支流の大千瀬川の、そのまた支流の相川沿いにあり、川の流れに沿って湾曲していることが特徴。傾斜地を切り開いた狭い土地にわずか30世帯ほどしかなく、すぐ隣に数倍規模の上市場集落と上市場駅があるにも関わらず、スルーせずにわざわざ駅が設けられているのが凄いところ。

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 その出馬駅の全景。う~ん、シブいというほかない。

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 ホームの出入り口がまたシブい。いちおうバリアフリーですが、スロープの傾斜がちょっとキツめ。

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 しかし下から見ると、斜面を削ってムリヤリ築いたような土手状のホームであることがわかります。スロープの急傾斜もむべなるかな。このようなホームも珍しいのでは。
(まさ)

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コメント

nao

熱狂の取材
取材仕事で「唐笠」「門島」に民泊っぽい状況で駐留した経験あり。泰阜村にも、田中康夫知事がらみで取材したことあり。阿南町は、写真集で。飯田市の飯田長姫高校が、戦後の選抜高等学校甲子園野球大会で優勝して、紫紺の優勝旗を飯田線で運んだ時、興奮した地元民は、熱狂の余り、飯田市では待ちきれず、門島あたりまで出向いちゃったそうで、優勝旗がなかなか飯田市に到達しなかったんですって。「オレにも触らせろ」っていう土豪がプラットフォームに満ち溢れたそうです。よっぽど嬉しかったんでしょうし、当時は山国には娯楽がなかったんでしょうね。

まさ

遠州の記事だっつの。

nao

飯田線の本あり
さまざまな飯田線関連の本はありますが、春夏秋冬から出ている誰かさんの本における鉄ちゃん情報とは異なる視点の歴史風土読本は、興味深いエンセンドキュメンタリーでした。
非公開コメント

MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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