FC2ブログ

カンバンの手帖ブログ版0391

 そんな霞間ヶ渓で見つけたカンバンを二つ。

190425-1.jpg

 一つは霞間ヶ渓の歴史ガイド付きの「池田町山ろく案内図」。地図イラストが、国土地理院の「電子国土web」の3Dモードに池田山の実写真を組み合わせてにデフォルメ・着色したような感じで、私好みの一品です(山の陰影がもう少しクッキリしてるとほぼ完璧)。

190425-2.jpg

 もう一つは揖斐関ケ原養老国定公園の指定範囲での禁止事項を記した疑似木製カンバン。先日の天竜奥三河国定公園のところでも触れましたが、今の時代に国定公園と言われても、いまいちピンときません。しかし、国定公園エリアのすぐそばで生まれ育った自分は、このマイナー感あふれる名称が子供の頃から好きでした。しかも筆頭が揖斐って。

190425-3.jpg

 カンバンの周囲には、このような味わい深すぎるコンクリートのベンチが点々と。国定公園や東海自然歩道指定絡みの国の予算で整備されたものでしょうか。

190424-3.jpg

 ちなみに、昭和11年に岐阜県観光協会が発行した「観光の岐阜県」という全県ガイドには、以下のように記されています。

霞間ヶ渓の桜
〇伊勢電鉄揖斐線「池野」駅下車 それより自動車の便あり
 揖斐郡本郷村藤代地内にあり、内務省から天然記念物として指定せられた全国屈指の桜の名所である。桜樹の種類は七十有余。ほとんど黄芽、赤芽、茶芽の山桜で、少数の彼岸桜を交えている。前崖数十丈、渓の両側数百間の間、満目これ桜の一色で満開の頃にはその壮麗例えるに物なく、加えるに濃尾平野の大展望を兼ねて実に天下一品である。地元池野町美妓の行届いたサーヴィスは、桜花をくぐる微風の下に長く盃を傾けて、世の煩悩を捨てしむるに足るものである。
(※現代仮名遣いに修正し、適宜句読点を付けた。傍線は筆者)

 いやー、戦前にここの桜を見たかった。
(まさ)
スポンサーサイト



コメント

なお

たいしたもんだ
世の歓心を一挙にここに集めるかのような大袈裟なセリフはさすが戦前でしょうか?

まさ

戦前の観光案内の典型ですね。
非公開コメント

MARUKA-DO

----------------------
東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
----------------------
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

カレンダー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク