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カンバンの手帖ブログ版0378

 和良の中心部は、郡上八幡や飛騨金山ほどではないけれど山間部にしてはそこそこの町場、という感じで、国道256号沿いに民家や商店が連なっています。

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 さほど大きな町ではないのですが、閑散とした山の中の道を走っていて突然こんな町場が現れると、ものすごく栄えているように見えてしまいます。奥三河でいえば、田口(設楽町)や本郷(東栄町)に辿り着いたときに味わう感じと同じですね(たとえがわかりにくい)。
 その和良で見つけた古カンバンあれこれ。

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 旧岐阜バスの和良バス停(現在は八幡バスの和良庁舎前バス停)のあった民家の玄関先に貼られた「バスのりば」のプレートと岐阜バスの観光案内掲示板。むかしはこのお宅で切符を売ってて、この掲示板にながら会ツアーの告知チラシなんかを貼っていたのでしょう。20年前に来た時もこれを撮影しましたが、よくまあ今まで残っていたものだ。

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 同じ民家に貼られている旧美並村の病院の木枠カンバン。「越美南線」「郡上福野駅」の文字に、往時を知る身は感涙である。

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 時計・眼鏡店のカンバンの競演。上の「なかしま」は郡上八幡、下の「小林時計店」は飛騨金山の店。二つの町の中間地点にある和良らしい貼り方です。

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 電電公社の「電報配達取扱所」のカンバン。岐阜の田舎では、僕が子供のころ(昭和40年代後半)はもう急用を電報で伝えるという習慣はなくなっており、サザエさんか藤子Aの「まんが道」(編集者が漫画家に原稿を催促するシーンで頻出)でしか見たことがありません。

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 和良村時代に設置された環境美化推進カンバン。汚物て…。下水道がまだ整備されていなかった頃の遺物?
 それにしても、村をきれいにいたしましょう、の「いたしましょう」という言葉が実に美しい。トイレで「きれいに使っていただいてありがとうございます」という張り紙の文言を見ると何とも言えないイヤな感じがするものですが、このカンバンみたいに「トイレをきれいにいたしましょう」って書けばいいじゃないか。
(まさ)
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コメント

ナオ

失われる前に撮影記録を。

かつて、四国の国道439号を走っているときには、
道端に戦時中か戦前の日本語標識を見つけたことがありましたよ。

また、郡上の和良の街並みって、
ちょっと見が、恵那地方の岩村や明智っぽいですね。
広島県で言えば、上下の町みたいな。

奥三河の田口に着いたときの「ホッと」する感の「わかりにくい」たとえも、
山間奥地が急に栄えているかのような錯覚に胸躍る錯誤感も、
なんとなく共有できます。すべて地域の様子や風光を知っておりますので。


まさ

岩村、明智クラスと一緒にすると、あちらの人が怒るかも…。

ナオ

まあね。
確かに、中山道級の主要街道の宿駅とも城下町とも無縁な和良。
岩村や明智が怒りますかね? でも、産業の収益規模なんて、
似たようなもんでしょ。米の収穫高に直したら、和良の方が
優れているのでは?

まさ

米の収穫高のことはちょっとわかりませんが…。水田面積には岩村・明智のほうが広い気も。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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