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白い香炉

 10年にもわたって幾度となく知多四国を巡って原稿を書きまくっていると、さすがに未知のモノにはもはやなかなか遭遇しませんが、それでも野間大坊の開運地蔵のような「見落とし」があるので、細心の注意を払って観察することが必要です(なんのために?)。

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 半田市乙川にある番外札所の海蔵寺でも新たな発見が。ここは神社のような広々とした空間のあるゆったりした寺です。以前は5月に花のとう(→●□)も行われていました。

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 本堂の左手に弘法堂があります。ここは直伝弘法の22番札所にもなっており、両霊場ののぼりが並ぶという珍しい光景が見られます。
 注目は、手前に見える白い香炉。

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 これまで存在は認識していながら気に留めたことがなかったのですが(海蔵寺のほかにも置かれている)、ふと側面を見ると、明治42年に瀬戸の加藤由九郎という人が寄進したことが記されています。つまりこの香炉は、瀬戸焼の磁器なのである!
 知多四国で見られるやきものというとやはり常滑焼が主流。たとえば下のようなものとか。

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 井戸筒を転用したと思われる天水桶。井戸筒は井戸の開口部に据え付けたもので、かつて常滑焼の主力製品のひとつでした。
 天水桶には常滑焼の大きな甕を利用したものもあるし、ほかにも陶彫の像(→●□)、土管を転用したほうき立てや土留め(→●□)など、常滑焼特有のこういう色合いのものが知多四国の寺では数多く出会うことができます。なので、セトモノの白磁はけっこう珍しくて新鮮!というのがこの記事の趣旨なんですが、ネタが細かすぎて誰も付いてきていない…?
 そんなわけで、知多四国巡拝の際には境内の石製品や陶磁器にもぜひ注目を…。
(まさ)
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コメント

ナオ

発見 半田のアドマチック
海蔵寺の瀬戸物白磁

従来の常滑焼(土管/雨水桝)製品との比較、勉強になります。(なんのおべんきょうにやくだちますか?一切不明)

海蔵寺の石灯籠が岡崎石工製作品なのか?と、思ったじゃん。野間大坊みたいに。
もうじき、3,000個の桝に干支を筆書きする大智院の7節分恒例行事、
始まるんじゃないですか?

まさ

銘がないのでわかりませんが、岡崎産の可能性はあると思います。知多の石造物には地元の石工の銘もよく見られます。。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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活動拠点…西三河・知立市
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身

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