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本宮山麓にも弘法

 春夏秋冬叢書「そう」60号連動ネタ。
 そんな足山田で、なんぞネタはないかとウロチョロしていたところ、集落外れの山べりで石仏群を発見しました。本誌ではまったく触れていませんが…。

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 県道21号の足山田交差点から北を見ると、ビニールハウスの向こうの低い山の麓に建物があることに気付きます。

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 建物は御堂で、その建物の周りにはたくさんの石仏が!

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 これは何かというと、四国八十八ヶ所の写し「ミニ弘法大師霊場」です。昔の人が、四国にまで行くのは大変なので地元にスモールサイズの八十八ヶ所めぐりを創って弘法さんの功徳にあやかろうとしたもの。ミニ霊場には、知多四国や三河新四国など寺を札所にしてそれなりの範囲を巡拝する広域タイプと、山や集落など狭い範囲に弘法大師像と札番寺院の本尊像を並べて安置してそこを短時間で巡拝する狭域タイプ、寺の境内に設置されるピンポイントタイプと、大きく三つに分けられます。
 狭いエリアに設けられた霊場では、むかしは弘法さんの命日である旧暦三月二十一日には、村人たちがピクニック気分でこぞって巡拝したという話をよく聞きます。しかし今ではそんな風習もほとんど廃れてしまい、地元の人からも忘れ去られつつあるところが多いようで…。

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 足山田八十八ヶ所は、キャッスルヒルカントリークラブに隣接する藪の中を一周するコースで、ご覧のとおり「参道」はけっこう荒れています。でも、歩けないことはありません。

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 こんな感じで、一周わずか400mほどの「参道」に、石造が点々と続いていました。あまりの味わい深さに言葉もない…。
 ミニ霊場は全国的に「霊場開創ブーム」が起きた大正時代前後に創設されたものが多いようですが、昭和56年に地元の地域学習グループの一宮若返大学(すごい名前…)が編集した「一宮町むかしばなし続編」によると、足山田八十八ヶ所は天保6年(1835)の開創。当初は村の中央にある本性寺(前回の金次郎像の向かい)を起点に足山田全域をぐるっと巡って本性寺に戻る約8キロのコースだったのが、距離が長すぎて参拝者がいなくなったため明治16年に移転し、さらに昭和42年に現在地に再移転したとのこと。
(まさ)

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◎各地のミニ弘法大師霊場
豊橋・日色野八十八ヶ所→●□
大府・大日寺八十八ヶ所→●□
知立・遍照院八十八ヶ所→●□
下山・大沼八十八ヶ所→●□
下呂の八十八ヶ所→●□
布袋・東光寺八十八ヶ所→●□
豊根・下黒川八十八ヶ所→●□
中世古・清宝寺八十八ヶ所→●□
足助・大鷲院八十八ヶ所→●□
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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