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オイルヶ淵0002

 先日、ある媒体用の記事を作るため、碧南と安城にまたがる油ヶ淵を6年ぶりにじっくり眺めてみました(6年前の様子→●□)。
 油ヶ淵は愛知県唯一の天然湖沼と言われ、古くは三河湾の内湾だったのですが、江戸時代初期に矢作川の流路を変える大工事が行われたとき(堤防を築いて本流を矢作古川から今の川筋に変えた)、三河湾から切り離されて湖になってしまったものです。

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 油ヶ渕遊園地から南を望む。

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 東端のダートの築堤を車で走る。

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 碧南市民病院の裏から北を望む。なんというか、水際にいるのにこれっぽっちも涼感が得られないし、ほぼ起伏のない平坦な地形の真ん中に水が溜まっている様は、あまりに地味すぎてどこからどう見てもアガらないのであった。まあしかし、淡白な風情の油ヶ淵は夏が一番似合っているかもしれません。
 で、久々に油ヶ渕公園も徘徊してみたら、前回は見落としていたこんな石像を発見。

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 淵のほとりの西端出身、室町時代の浄土真宗の高僧、如光の幼少の石像だ!
 如光は、当時の浄土真宗本願寺教団のトップである蓮如が三河で布教した際にサポートした人物で、生まれた時、油ヶ渕の海中から出現したという伝説があります。これは、その出現の様を写したもの。隣に建てられた碑に製造年も刻まれているようでしたが、風化と光線のため読み取り困難で、いつ建てられたものかはわからず。

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 思わず頭をなでさすりたくなる、いい風合いの石像でした。昨秋、取材で安城の大型地蔵を巡りましたが(→●□●□)、それらに匹敵する名品では。
(まさ)

◎参考文献
安城歴博で2014年に開催された企画展の図録「龍燈の湖 油ヶ淵の過去・現在・そして未来へ」→●□
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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