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美作のゴールデン次郎

 春夏秋冬叢書「そう」59号が発売中です。今号のキーワードは「木」。私は例によって「地名探訪」「三遠南信産××育」のほか、豊田の「百々貯木場」と特集「木色満面」の栗(枕木)を、女性取材記者(まり)は特集「木色満面」の樫(足助の炭焼き)をやっております。
 少し前に当ブログで三月に行った岡山県のネタを連投しましたが、その最大の目的は今号の取材でした。

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 何かと言うと、美作市の英田(あいだ)地区にある岡崎産の二宮金次郎の石像を見に行ったのでした。これまで三河をさんざんチェックして回り、そう43号(→●□)と岡崎ルネサンス(→●□)と二回も記事を書いたというのに、まだ飽き足らない…。

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 英田といっても三河遠州の読者にはまったくピンとこないことでしょう。場所は岡山県の中東部。中国自動車道の美作インターから南へ車で約20分、山陽自動車道の和気インターから車で北へ30分の道のり、などと書いてもぜんぜん伝わらない…?世間に割と知られている名所としては、岡山国際サーキット(旧名・TIサーキット英田)があります。
 ごらんのとおり山あいの土地ですが、このあたりは山陽地方らしい「のぺーっ」とした緩い空気が漂っています。

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 で、この金次郎像は、岡崎で会社を興して財を成した当地出身の水島傳助という人が、昭和12年に寄贈したもの。台座に大きく名が記されていますが、三河となんの縁もなさそうな岡山の山間部で、馴染み深い「岡崎市康生町」の文字を見てグッときました。これぞこの企画の醍醐味です(筆力不足で読者に伝わらないけど)。
 銘板の左下に「工作者 藤本幾太/万殿仙次/山本巌」とありますが、これは地元の人のようで、台座の製作や像の設置に携わった人と思われます。三河では造作した人の名前まで記した例には遭遇したことがありませんが、岡崎と故郷を結びたいという傳助さんの郷土愛が表れているようです。

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 金次郎像の横にはこのような石造物も。金次郎像が寄贈された福本小学校は昭和46年に統合で閉校しており、その記念碑です。これも岡崎産だったら面白いが、そこまでは分からず(たぶん岡山県内産)。
(まさ)

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コメント

すぎやま

愛知県在住の身では、岡山の山間部の金次郎像などとても
見に行く機会もないわけで、こういう情報はありがたいです。

興味のない人にはどうでもいい話ですが、”大正12年寄贈”ですか?
台石に彫られていたのでしょうか。
たしかに足元に切り株を添えられていない像は初期のものの
特徴でもありますが。
私が見た石像として最古の金次郎像は、岡崎聾学校のもので昭和4年です。
もし大正12年ならば、新発見!なので。

まさ

すいません、昭和12年の間違いです。お詫びして訂正します。
傳助氏による大正時代の寄贈品をこのあとアップしようと思って、それとごっちゃになっておりました。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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