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重量制限のある橋における橋脚のバリエーションについて

 春夏秋冬叢書「そう」58号連動ネタ。
 「重量制限」で取り上げた橋は、さすが重い車の通行が制限されているだけあって、見事にヤワそうな橋脚のオンパレードです。以下、いくつかの事例を紹介しましょう。場所を落とした地図はこちら→●□

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 音羽川に架かる旧東海道の御油橋(2.0t)。親柱の銘板を見ると昭和10年の架橋ですが、けっこうがっしりしている橋脚は戦後になって取り換えられた可能性も。

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 御油橋から3キロほど下流にある、豊川市為当町の閑通寺橋(2.0t)。ドミノのような一枚板。

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 佐奈川の上流部、豊川市三蔵子町の福田橋(2.0t)。割り箸をぶっ刺したような棒状の橋脚。

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 こちらは梅田川の上流、静岡県境に近い豊橋市中原町の長瀞橋(2.0t)。「工」型の鉄骨を四本一組にした橋脚で、なんとなく工事中の仮設橋梁みたいな風情。

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 梅田川の中流に架かる天伯橋(2.0t)は、簡素な古びたコンクリートの橋脚。昭和14年架橋の銘があるこの橋は、梅田川に残る唯一の戦前製で(もしかすると豊橋市内唯一かも?)、その味わい深さは今回取り上げた中でも随一。登録文化財級です。
 こんな具合に、重量制限が設けられた橋というのは制限されるだけのことはある、というのがお分かりいただけたかと思います。
 しかし「これらに制限がかかるなら、なぜこの橋には制限標識がないのか?」というような橋もありまして…。

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 例えば、豊川市御津町上佐脇の白川に架かる、県道373号の野川上橋とか。

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 例えば、豊川市御津町下佐脇の白川に架かる、県道384号の新白川橋とか。
 違いと言えば、上の5例は市道、下の2つは県道ということ。標識のない県管理の橋は造りが頑健、というふうにはぜんぜん見えないのですが…。
 標識がないのは設置予算の関係?あるいは内部的にこの道路の重要度が低いから? まあ、車の重みが原因で橋が落っこちたなんて話をこのあたりでは聞いたことがないので、そう問題もないのでしょうが。道路予算も限られているでしょうし、重量制限標識の優先度は高くないことが窺えます。

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 かと思えば豊川市道の橋には、このように頑丈そうな橋でも「10.0t」の標識がある長草町(佐奈川)の滝下橋のような例もあります。このクラスの橋に標識がいるなら、他にも標識がいる橋はいくらでもありそう(それ以前に、車幅制限が2.0mのこの橋を10t以上の車が通るのは不可能なんでは…)。
 いろいろ見て回った結論としては、豊川市の道路関係部署は伝統的に標識の設置基準を厳格に守っているらしい、ということです。
(まさ)

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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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