FC2ブログ

常滑土管刻印集成-その4

 擁壁や土留めなどに再利用されるのは土管と焼酎瓶が二大製品ですが、もうひとつ多く見られるモノに「電纜管(でんらんかん)」があります。

180210-7.jpg
(奥栄町 日本モザイクタイルの近く)

 このような角ばってて穴が空けられているものです。これはケーブルを保護するための陶管で、地中に埋めてしまうので実際に使用されている状況を見ることはできません。最近では電線地中化のときに使用されることが多いそうで、景観保全の立役者でありながら一般に存在が知られていないという…。常滑ネタや町並みネタで飯を食っている者(わたくし)としては、その存在を声高に喧伝したいところ。
 メーカーは常滑市南部の桧原に工場がある杉江製陶。明治39年に創業し、昭和23年からは電纜管を専門に手掛けています。その刻印二種。

180210-2.jpg

 初代刻印。円の真ん中に見られる「ヤマイチ」が屋号。26.4.10は製造年月日。

180210-3.jpg

 楕円形の2代目刻印。製造年月日が和暦から西暦に変更されています。
 ちなみに現在の刻印は、電纜管の断面をモチーフにした会社のロゴをあしらった「3代目」で、それが土留めに使われているのはまだ見たことがありません。

180210-4.jpg

 電纜管は積み上げやすいので、土留めではなく塀に使われている例にもちょくちょく遭遇します。これは「やきもの散歩道」の窯のある広場資料館の近くにあるもの。

180210-5.jpg

 古い電纜管には小口径もあります。このタイプでメーカー刻印がつけられているものは未発見。

180210-6.jpg

 その代わりに「実用新案登録」のレア刻印を発見。どの部分が実用新案なのかまったく分かりませんが…。
 こんなところで刻印シリーズはオシマイ。
(まさ)

180208-23.jpg180208-22.jpg

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

MARUKA-DO

----------------------
東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
----------------------
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク