FC2ブログ

常滑土管刻印集成-その1

 2017年出し漏らしシリーズ。
 昨秋は、知多半島南部の月刊ローカル媒体で「三か月連続常滑焼特集」を企画・取材・執筆しまして、そのうち二号で、前からやってみたかった「土管の刻印」を取り上げてみました。
 土管はかつての常滑の主力製品のひとつ。今ではまったく作られていませんが、出荷できなかったB品などが擁壁、土留め、民家の土台などに転用されている風景を市内のあちこちで見ることができ、昔は土管の町だったことを彷彿させます。

180208-01.jpg
(常滑市千代ヶ丘 知多四国第65番相持院の下)

 こういう風景ですね。
 で、これらの土管をよく見るとメーカーの刻印が押されているものがありまして、それをコンプリートできないか(でもってそれを記事にできないか)と常々考えていたのです。
 その冊子には全部を載せることができなかったので、とりあえず現時点で収集できたものを公開します。

180208-02.jpg

 まずは、もっとも数多く見つかった「陶榮」。明治19年に創業し、やきもの散歩道のルート沿いにある国指定重文の登窯を築造した歴史的メーカーです。現在は大谷の工業団地に工場があり、主に建造物の外壁タイルと鋳造用湯道陶管を作っています。
 中央の「○中」は昔の屋号。

180208-03.jpg

 常滑窯業界の最大手、現LIXIL、前INAXの「伊奈製陶」。所在地名のローマ字が常滑の古い読みの「トコナベ」になっている点がポイント。

180208-04.jpg
180208-05.jpg

 大手土管メーカーのひとつで発見率も高い「ヤマチョウ豊和製陶」。創業は明治25年。かつては土管をはじめ多様な製品を製造するメーカーでしたが、現在はセラモールに店を構え、卸を中心とした業態です。本誌で土管製造時代の話をインタビューさせてもらいました。
 上が屋号だけの古いバージョン、下が新しいバージョン。真ん中に「SEKI WORKS」とあるのは、経営者が関さんだから。

180208-21.jpg

 ヤマチョウの土管には、刻印ではないこんなバージョンも。
 続く。
(まさ)

180208-23.jpg180208-22.jpg

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

MARUKA-DO

----------------------
東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
----------------------
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク