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またの名をHINOMI

 2017年の出し漏らしネタ。
 先の10月、春夏秋冬叢書「そう」58号(次号)の取材で十か月ぶりに伊那谷の遠山郷に行きまして、時間が余ったので久々に下栗に足を延ばしてみました。標高1000メートルに位置する超高所集落です。

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 近年は地元自治体だけでなく大手観光系業者もバンバン宣伝して集客に一役買っており、爽やかな秋晴れのこの日も観光客がわんさか来ていて驚きました。あまりに人が多くて興醒めしたので、10分くらいいただけで下界に下りた。
 で、帰り道は一般の観光客が通らない「下中根」という集落を通るルートを選択してみたところ、その途上で例によってHINOMIが!

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 脚が末広がりな「信州型」の火の見櫓です。これに寄贈者一覧を記した銘板が取り付けられており、そこには驚くべき記載が。

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 こちらでは火の見櫓ではなく「警鐘楼」と呼ぶらしい。
 しかも、建造されたのは昭和50年と比較的新しい(以前調査した三河遠州では昭和20代後半から30年代に製造されたものが多かった)のに、寄贈者の名前は「イロハ順」で記載されているという…。

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 以下蛇足(全編蛇足みたいなブログですが…)。
 下栗は「日本のチロル」という珍妙な別名がありますが、その命名を記念した碑が旧下栗小学校跡地に建っています。建立は昭和63年で、名付け親は東京学芸大の市川健夫教授。地理学の分野で優れた業績を残された先生のようですが、なんでまた他に類のない景観の集落を海外の景勝地になぞらえるというしょうもないことをしたのか、と、学生だった25年前に初めてこの石碑を見たときに思ったことを思い出した。「日本ライン」を命名した志賀重昂(→●□)に憧れていたのだろうか…。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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