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稀勢の里の故郷にある常滑の陶製品

 シャトー牛久の展示品にはこんなものもありました。

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 旧醸造場の発掘調査で出土した焼酎瓶で、案内によると常滑製とのこと。なぜ常滑産と判明したかというと、上部に「𠆢き(ヤマキ)」の刻印があるから。これは常滑にあった柿田製陶所の屋号です。おお、またも自分の本拠地のネタが!
 と一瞬色めき立ったものの、この形状の焼酎瓶は常滑で擁壁や土留めとしてあまりに見慣れ過ぎているので、岡崎産狛犬ほどの衝撃は正直ありませんでした。ここではケースに収められているけど、常滑に行きゃ現物を好きなだけ触れるし(個人の感想ですが、常滑の土管や焼酎瓶の特色のひとつは触った時の心地よさだと思います)。
 ところが先月、知多半島南部のローカル媒体のマニアックな取材で擁壁や土留めに転用された陶製品の刻印を片っ端からチェックしていたら、柿田製糖所の焼酎瓶が集中している場所を発見。

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 場所は山方町二丁目。リクシル常滑東工場(INAXライブミュージアムの向かい)の南西あたり。

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 「𠆢き」の刻印のオンパレードで驚いた。文字入力してみると

きききさききききききききききききききき
きききききききききさききききききききき
きききききさききききききききききききき
きききききききききききききききさききき

という感じ(オオゲサ)。
 調べてみると柿田製陶所は、江戸時代初期の創業とされる常滑屈指の古い窯屋で、焼酎瓶の大手メーカーでした。工場もこのあたりにあったようです。そんな常滑陶業史に燦然と輝く超老舗の製品が、日本のアルコール史における超重要醸造元で使われていたというのは、やはりすごいことです。

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 ついでながら焼酎瓶の擁壁といえば、やきもの散歩道の「土管坂」の南面がもっとも知られていると思います。この擁壁は、すぐ上に住んでいた大工さんが拵えたものだとか。

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 ここは、最後まで焼酎瓶を作っていたという「𠆢文(ヤマブン)」の密集地帯。土管坂のやや南にある山文製陶所という窯屋の製品です。文字入力してみると

文文文文文文文文文又文文文文文文文文文
文文文文文文文文文文文文又文文文文文文
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(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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