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シークレット田んぼ

 春夏秋冬叢書「そう」56号連動ネタ。
 前回も少し触れましたが、女性取材記者が無知押の元住人の方から聞いてきた話によると、かつて無知押への道はけっこう往来があったといいます。というのは、無知押からさらに奥へと進んで峠を越えたところに三都橋(栗島)の人が開いた新田があり、そこに行くために頻繁に使われていた道だというのです。



 その地は落目(おちめ)といいます。現在は、県道365号から分岐する町道が通じていますが、この道ができるまでは無知押経由の険しい山越え道を歩いて行くしかありませんでした。

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 本来ならばこの道を歩いて落目に行ってみたいところですが、そんなことをやっていると一日潰れてしまうし、そもそも今回の企画(無の付く地名)とは趣旨がぜんぜん違うので、無知押の先の登り道を確認だけして下山し、車で行ってみました。

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 栗島から裏谷方面へ3kmほど進むと、落目への道が分岐しています。それにしても落目とは縁起の悪い。地名でネガティブなことはいつもならば言いませんが、ここは昔から人が住んでいないところなので…。
 ところどころ落石もある悪路を何分か登っていくと突然視界が開け、そこに広がる光景に驚嘆。

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 なんだこの広い荒地は!

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 耕作放棄地の真ん中を草に覆われそうな舗装道路が伸び、廃集落さながら。しかしもとから民家はないので、設楽ダム建設で全戸移転した集落で味わう寂寥感とはちょっと異質で、なんともいえない辺境感が漂っています。

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 設楽町史によると、ここは耕地の少ない三都橋の人が天正三年(1575)に開墾したと伝わり、山奥すぎて新田を開いたことがバレず年貢の徴収を免れた「隠田」と言われているそうな。地元の人の話ではほんの数年前まで米が作られていたとのこと。
 水田が広がっている風景を見たかった…。
(まさ)

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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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