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BARSAN&HINOMI 0004

 「火の見櫓暮情」プロモーションシリーズ。
 豊橋市の豊川放水路のほとりに、日色野(ひしきの)という集落があります。豊橋市民でもどれくらいの人が知ってんだ?というようなマイナーなところ。国道247号小坂井バイパスの料金所あたり、ということでおよその見当をつけてください。

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 集落内の狭い路地沿いに、すっくと立つHINOMI。小坂井バイパスからも見えるので、通る人は探してみてください。どうでもいいけど小坂井BP、僕も今まで指折り数えられるほどしか通ったことありません。本坂トンネルも無料化されることだし、ここもタダにしてほしいわ。
 日色野は農村ですが、昔は放水路から沖へ出て、海苔の養殖やアサリ漁もやっていたという、半農半漁の村でした。
 HINOMIの近所で話を聞いたBARSANも、今では数少なくなった日色野の漁経験者のひとり。もともと豊川市の出身で、ここに嫁いできてから漁に出るようになったとか。
「実はそんなに海に出るのは好きでないでのん。寒いし。船酔いせなんだもんでよかったけど…。」
 海が嫌いな漁民もいるんだなあ、と。

 日色野では他に、犬の散歩中だったG-SANからも話を聞き出すことに成功ました。

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 集落の外れにある、神泉寺という無住寺の参道にて。後ろに見えるズラリと並んだ石仏は「日色野八十八ヶ所」。最近話題の知多四国八十八ヶ所は、本場の八十八ヶ所をモデルに創設されたものですが、これはさらにミニ版。田舎ではこういう超ミニ88をよく見かけます。日色野では今でも、弘法大師の命日には参詣客が訪れ、お供えをして回るというので、一度見に行かねばならん。
 この横に、非常に古びた建物があります。

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 今は倉庫にしか使われていませんが、公民館兼農業倉庫だった建物です。
 異様にデカイということ以外特にどうということのない建物ですが、実はこれ、知られざる戦争遺産。G-SANによると、もとは豊川の海軍工廠(兵器製造工場)の施設だそうで、戦後民間に譲渡され、村人総出でここまで運んできたとか。どうやって!?バラして、牛に引かせた大八車&リヤカーに乗せ、ここで組み立て直したそうな。
 その際、すぐそばの熊野神社の社叢から切り出した木を、柱の一部にしたといいます。

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 この小公園が熊野神社の社叢跡。戦時中の鉄材供出で撤去した先代の火の見櫓の代わりに立てた簡易の木製火の見櫓も、ここの木を使ったとのこと。こんなどうでもいい公園にも、意外に面白い歴史があるもんです。ネタがマイナーすぎて扱いに困るが。
 G-SANとともに中を覗いてみると… 

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 可搬ポンプにホースに筒先に、あとなにかお宝が入っていそうな木箱が!…って、消防団詰所も兼ねていたんかい。
 これぞまさに、今でいうコミュニティセンターのはしり。地味ながらそういう意味でも貴重なので、火の見櫓とともに永年保存されることを期待します。
(まさ)

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●□ お 知 ら せ □●
◎「火の見櫓暮情」は3/20発売。よろしくお願いいたします。
 公式キャッチコピーは「豊穣な物語の上に火の見櫓は立っていた」。
 僕の中のキャッチコピーは「無限ループのHINOMI旅」。
↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
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コメント

津谷

出版おめでとうございます
天に月、地に山の津谷です。出版おめでとうございます。凄いですね&羨ましいです。私も何かの形で何時か出版物が出せれば・・・。夢の夢ですけどね。

まさ

ありがとうございます&この間の日本酒の会ではありがとうございました。また行きますので、よろしくお願いします!
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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