タウンサインの研究0073/カンバンの手帖ブログ版0344

2016年12月30日
 先日、実家滞在中に隣町の池田町図書館へ調べものに行ったついでに、久々に池野の市街地を歩いてみました。

161231-1.jpg

 池野は揖斐、黒野と並ぶ「揖斐郡三市街」のひとつ。もとは中山道赤坂宿から西国霊場最終札所の谷汲山へ通じる巡礼街道沿いの小村だったのですが、明治に入って揖斐へ通じる新道が開かれたのきっかけに商業地化した…という歴史だったかと思います(手元に資料がないので違ってたらスイマセン)。
 国道417号に並走する旧道沿いに、当然ながら昔に比べると減ったもののそこそこの数の商店が並び、田舎にしてはまあまあの規模の商店街を保持しています。写真奥のほうには「年末年始大感謝祭」の横断幕も掲げられ、それなりに活気があるように見えます(ただし池野地区単体の商店街組織ではなく池田町商工会のもの)。

161231-6.jpg

 池野市街地の商店街は南から順に本町、栄町、天神町、三和町、上町、緑町、北池野となっていますが、ここの街灯用カンバンは基本的に、達筆の人が書いたような楷書体。90年代のCI導入以前の名鉄の駅名標を彷彿させます。
 昔は特になんとも思わなかったのだが、最近こういう書体がどこの町からも少なくなったせいか、はたまた単純にトシをとったせいか、味わい深いと思うようになってきました。

161231-5.jpg

 町ごとに少しずつデザインが異なるのは、かつてそれぞれに商店街組織があった名残でしょうか。当ブログの三河の読者諸兄は店名にも要注目。

161231-7.jpg

 なぜか天神町だけ楷書体ではありませんが、これも町単位の商店街組織による差別化策の一環でしょうか。
 あと、池田町商工会に倣って年末感謝ということで(誰に対する?)、池野で発見したカンバンをいくつか。

161231-4.jpg

 早すぎたローカルキャラ。このカンバン屋さんはかつて数々の名品を生み出したに違いない。

161231-3.jpg

 珍品にして70年代的な名デザインである。

161231-2.jpg

 なんかカッコイイ!けど、どこかで見たことあるような…。たぶん発注者である店主かカンバンデザイナーが鉄道マニアで、昔の寝台特急やL特急のヘッドマークの書体やデザインに影響を受けたのでしょう。
(まさ)

---------------------------------------
◎マルカドブックス
2冊更新しました。
0286素晴らしいアメリカ野球(フィリップ・ロス)→●□
0287されど鉄道文字 駅名標から広がる世界(中西あきこ)→●□
スポンサーサイト
岐阜中部・西濃雑 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示