カンバンの手帖ブログ版0343

2016年11月27日
 湯屋温泉に泊まった翌日は、飛騨小坂の中心部から北へ15分ほどのところに位置する高山市久々野町阿多粕へ。母の友人のりんご農園があり、りんご狩りをさせてもらいに来たのだ。

161128-1.jpg

 サルのごとく脚立の最上段に登り、たわわに実ったりんごを片っ端から収穫する5歳児。美濃の山里の出自だが、飛騨のド山奥にもよく馴染む子供なのである。
 で、収穫後に村をフラフラしていたら、公民館の窓ガラスにこんなものが貼られていて驚いた。

161128-2.jpg

 1988年に開催された飛騨・高山博のステッカーだ!
 岐阜県民以外でこれを知っている人はかなりの地方マニア。この年の夏、岐阜市の現メモリアルセンター一帯で「ぎふ中部未来博」という、今から考えると趣旨不明の地方博覧会があり、その終了後、続けざまに高山で開催されたのが「飛騨・高山博」。多分、県内バランスを取るためだけにやったんじゃないかと思います。
 県民としてこれは見ておかねばならん!と思った当時の高校生の僕も、高山線の鈍行に乗って行ったのですが、どんな博覧会だったか全く覚えておりません。飛騨の特性を思い切り無視した「美しく、あたたかく、そして面白く 」というあまりにテキトーなキャッチコピーが、内容のすべてを物語っているようです。どこの広告代理店に乗せられたのか知らんが、バブリーな古き悪しき時代だった…。

161128-3.jpg

 剥がし忘れたステッカー一枚で県政をくさした後は、こういう和み系(?)の標語カンバンがなぜか心に沁みるのである。
(まさ)
スポンサーサイト
飛騨雑 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示
« 昭和陶 | HOME | 観光之下呂 »