国鉄時代の木製ベンチの寝心地

 この夏はもう一路線、5歳児に国鉄転換ローカル線を経験させてやることができました(実にどうでもいい経験)。

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 天竜浜名湖鉄道です。気賀で「そう」用に撮りたいものがあったのでそのついで。当初は車で行くつもりも5歳児に拒否され、じゃあ列車に乗せてやると言ったらなんとかついてきてくれた次第。
 こちらも乗るのは学生時代以来20数年ぶり。新所原駅に来るのも7年ぶりくらい。JRでは残念なことに橋上化工事の真っ最中で、またひとつ、味わいの薄い駅舎ができあがるようです。20数年前には駅の南側はまだほとんど宅地化されていなかったような覚えがあるのだが。
 いっぽう天浜線の駅舎はそのまま残るらしく、それはそれで中途半端な…。

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 これまでの5歳児のローカル線経験は、先日の長良川鉄道のほかに四日市あすなろう鉄道(→●□)や帰省に利用した養老鉄道などけっこう乗っています。乗りこむまでははしゃいでいても走り始めてからはそのスピード感のなさに徐々にテンションが下降線を辿り、「ねえまだおりないの?」などとぬかしやがるのがパターンでしたが、どうしたことか天浜は気分のピークが長く続いて驚いた。変化に富んだ車窓風景のおかげでしょうか。
 ところが、都筑を過ぎたあたりから目がトロトロ。保育園の午睡タイムと同じ時間帯に差しかかり、眠気が襲ってきたようです。浜名湖佐久米で見える湖にも反応は薄く、目的地ひとつ手前の西気賀ではついに落ちてしまった。

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 気賀に着いても目を覚まさず、抱えて下りて駅舎内のベンチに寝かせたら、1時間の爆睡タイムに突入。う~ん。
 風通しのよい駅舎と、このタイプの古い木製ベンチは昼寝に最適で、昔よく無人駅で寝たことを思い出しつつ寝入る息子をしみじみ眺めたのであった。

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 やることがないので、国の登録文化財になっている駅舎(→●□)を隅まで眺めまわしてみました。建築は昭和13年。建物の下部と出入口まわりに貼り付けられた常滑焼っぽい風合のタイルや、エントランスの円柱がいい味わい。側面の大きな窓、床の三和土、木製改札口なんかも素晴らしい。惜しいのは駅舎玄関脇に自販機が置かれ風情を殺いでいること…って、駅舎観察をしに来たわけではないのに。
 目覚めた後、駅舎内にあるラーメン屋で大人分量のラーメンをたいらげ、満腹になったら思ったとおり「はやくかえろうよ~」と言い始めたので、目的の撮影は断念したのであった。
(まさ)
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MARUKA-DO

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