夏場所の竿灯賞

2016年08月11日
 先月末、嫁の取材に父子もくっついて、岡崎市羽栗町の天王祭を見物してきました。国道1号の山中交差点から南へ3分ほど入ったところにある地区で、「竿灯祭り」とも呼ばれています。

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 竿灯といえば秋田が有名ですが、羽栗はそのミニ版という感じの小ぶりな竿灯が13本(台?)登場します。秋田の提灯が最大46個なのに対し、こちらは12個。異なるのは、このあたりの祭礼によくある「花笠」を先端に取り付けていることと、肩に担いだりせず台車で運ぶこと。少し前までは担いでいたらしい。
 嫁の取材なので詳しいことは頭に入っておりませんが、江戸時代初期に羽栗へ尾張津島から牛頭天王が勧請されており、祭礼も本家の巻藁舟に倣ったんじゃないかと推察します(違ってたらスイマセン)。
 流れは以下のとおり。

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 夕方、町はずれの御旅所(と言っても農道)に町内13自治会の竿灯が集合。日没するかしないかの7時20分頃に神社から神輿がやって来て、神火から各竿灯の提灯に点火します。
 点灯が終了すると7時40分すぎに神社へ向けて行列が出発。竿灯の行列は、真ん中に神輿を挟んで、前に7本、後ろに6本の態勢で、農道の中を進みます。

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 山中の城山を背にした真っ暗の田んぼの中を、まるで亡者のように進む竿灯行列。シブい、シブすぎる!しかし、暗すぎ&速度がそこそこあるので、僕の腕ではうまく撮れないのであった。

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 離れて見ていると味わいがありますが、暗すぎて田んぼの中に落ちそうなので、町民ヅラして行列に随行しました。 
 かなり風情のある祭りなので(僕の写真では風情が伝わらないが)アマチュアカメラマンが撮りに来ていてもよさそうなものですが、ビジターはわれわれ家族だけだったのは意外。

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 30分ほど進んだところで、県道脇にて中休み。ここで打ち上げ花火がドカドカ上がり、疲れて盛り下がりかけていた5歳児のテンションも回復。花火見物の合間に、町の人たちは停車中の神輿に賽銭をあげにきます。なお、神輿はオンザ軽トラ。
 花火が終わるとさらに10分ほど行列が進んで、8時40分ごろ熊野神社に到着。神事ののち赤飯の握り飯が振る舞われて終了。
(まさ)
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西三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
神社があればその数だけ「祭り」は有るわけで、知らないだけでこんな面白い?祭りもあるんですよね。
ソノ時にソコへ行かなければ、絶対分からない、、ということです。
たぶん以前は若者がかついでたんでしょうねー。時代と共に祭りも意外に簡単に形を変えちゃうことがあります。
山車の方向転換は、祇園祭の鉾のような重い車体はかついで廻す事は出来ないので、青竹を敷いて滑らせて廻しますよね。
犬山祭りをはじめ、尾張の山車祭りは、ほとんどが「どんてん」という
若者が梶棒にかじりついて片方の車輪を持ち上げ無理矢理方向転換します。
若者が少なくなり、現実的にこれが出来なくなったある地区の祭りでは、第五の車輪を先端に付けて廻しちゃう。「山車祭りフリーク」にとっては残念なのです。しかし、「勝手に歴史と伝統を変えるな!」と言ってはいけないんです。
それぞれ事情があって、恐らく地区で議論した結果なんですから。
No title
同意です!

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