昭和の名品、からの平成の非名品

2016年07月03日
 4月くらいから自主企画も含めてやたらと常滑での取材が多くなり、平均週2ペースで常滑に行っております。先日は知多半島南部限定のローカル媒体で、常滑のあちこちで見られる謎の陶製品について取り上げました。

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 それは「月の椅子」と呼ばれ、常滑の若手作家たちが共同制作して大阪万博に出品した、知る人ぞ知る作品群です。どこが椅子なんだ?と言わずにはいられない不思議な形のオブジェですが、実際に万博会場では椅子として利用され、本誌には「月の椅子に座ってくつろぐ来場者」の写真も掲載しています。
 閉幕後は市に返却され、現在は市内の公共施設などに分散して置かれています。僕が確認した限りでは、陶の森資料館、陶芸研究所、市民文化会館、図書館、窯のある広場、常石神社、みたけ公園、中央商店街のポケットパーク、奥条4丁目のポケットパーク、みたけ公園の10ヶ所。

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 常滑焼にとってはエポックメーキングな作品だと思うのですが、一枚目の写真の「陶の森資料館」の庭と中央商店街ポケットパークに銘板が置いてあるだけ。いいネタなのに惜しいなァ、と思って、今回特集を組んだ次第。詳しく知りたい方ははリンクを見ていただくか、常滑駅等の観光案内施設、市役所ロビー等で入手してください。
 で、取材させてもらったもと市職員の方から「商店街の中の川べりのポケットパークにあるよ」と聞き、行ってみることに。

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 左右の端に見えるのがそれ(写っていないけどあと2点ある)。知多四国64番宝全寺のすぐそばで、何度も前を通っているのにちっとも気が付かなかった。おまけに「月の椅子」についての案内板まで立っているではないか。う~ん、取材者としてまだまだチェックが甘い…。
 感心しながら眺めていると、目の前にある駄菓子屋のおばちゃんが出てきて、さらに追加情報をもらたしてくれました。曰く「そこの木の切り株みたいな椅子は、国体の会場から持ってきたものだよ」。愛知の国体といえば平成6年のわかしゃち国体。ええッ、まじっすか!?
 
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 …とその場では驚いたものの、よく考えてみるとどうでもいい情報ではあった。
 この話を聞いた直後、常滑駅の高架下でわかしゃち国体の遺物を発見。たぶんフラワーポットと思いますが、底部を除いて脱色したように真っ白なのはなぜ?同じものが常滑市体育館にもあり、こちらでは傘立てとして使われているようでした。
(まさ)

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知多雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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