渡船場ロード

2016年06月02日
 ここでの告知を忘れていましたが、少しだけ関わらせてもらった風媒社の単行本「古地図で楽しむ三河」(→●□)が4月下旬に刊行され、その連動ネタ。
 本書では「衣浦湾の渡船」という項目を担当しまして、古い地形図の渡船場の地図記号をつなぎ、明治以降の衣浦湾にあった6つの渡船を紹介してみました。で、そのうちもっとも北にあった「藤江の渡し」の現況を。
 この渡船は東浦町藤江と高浜市吉浜を結ぶもので、衣浦大橋が架橋された昭和31年まで運航されていました。この藤江側の渡船場の所在地は、大変わかりやすくなっております。

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 目印は国道366号沿いにある知多バス&町営バス「渡船場口」バス停。実にそそる!渡船廃止から60年も経つというのにずっとこの停留所名で、しかも新設の町営バスまで踏襲するとは!
 どうでもいいですが、僕の地元の西濃を網羅する名阪近鉄バスにも、かつて大垣市南端の揖斐川堤防に「渡船場口」というバス停がありましたが、いつの間にか「川並今福」に改称されております。

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 バス停のすぐ南で交わる細い道が、渡船場へのアクセス道路。いやー、この感じだけでそそられる(ほぼ変態)。

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 国道から300mほどで、武豊線の柳丑東踏切を跨ぎます。東浦駅の少し南で、ちょうどこの踏切で衣浦臨海鉄道が分岐するという、実にマニアックなポイント。踏切より東は新田&新田を潰した工業団地で、干拓前はおそらく線路あたりが海岸線だったのでしょう。
 踏切からおよそ500m、国道366号バイパスの少し先あたりが、だいたいの渡船場跡になります。

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 そこには図ったように廃船が!

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 防波堤の向こうの吉浜には、渡船場跡の記念碑と文化財案内板が立っています。向こうも見に行ってみたけど風情はイマイチで、藤江側のほうが断然盛り上がります。と言ってもマニア限定で、普通の人にはどちら側も特に面白味を感じないでしょうが…。
(まさ)

◎実は本書連動ネタ
別所街道与良木峠→●□
幸田菱池→●□
舞木八幡宮→●□
田戸渡船場跡→●□
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知多雑 | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
No title
いつも楽しく拝見させていただいております。有難うございます。ところで、半田方面からのバスは、3月に路線短縮されてしまっているとの情報で、そうすると東浦町内バスだけになっているかもしれませんが。
No title
ありゃ、そうですか。近々確認してきます。情報ありがとうございました。
No title
確認に行ったところ、知多バスはなくなってました。嗚呼!て言うか改めて写真を見たら路線廃止の告知が掲示されてました…。

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