桜町駅の観察

2016年05月28日
 シリーズ終了と言いながらまだ飯田ネタですが、ストリート名称チェックで市街北部の桜町をうろついたついでに、飯田線の桜町駅も観察してみました。昔ながらの駅舎が残っているのですが、JR東海でよく見られる壁面の新建材がちょっと興をそぐので(別名、パッとサイデリア駅舎)、今までじっくり見てこなかった。
 改めて眺めると、ここ、もしかすると駅構造観点では文化財クラスではないか?

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 駅舎入口に取り付けてある「建物資産票」を見ると建築は昭和22年12月で、市街地が灰燼に帰した「飯田大火」の後になります。旧駅舎が燃えて再建したのか、それとも火事とは関係ないのか、調べてこなかったのでわかりませんが。
 ポイントはまず、駅舎が少し高くなっていて階段を登る点。駅舎玄関には庇が大きくせり出し、横には駅舎の三分の二ほどの大きさがある上屋付き、シンプルな小駅ながら風格を感じさせます。この上屋は小荷物用か?そして駅舎の傍らにはタクシー呼び出しボックス。まさしく田舎の駅の完璧な構造!

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 ボックスの中にはハンドルが付いた専用電話が!脇に置かれた「週刊漫画TIMES」がまた味わい深さを引き立てる。

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 さらにその横にはブロック状のガラスを贅沢に使ったトイレが!昭和50年代の標準形という感じ。

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 ホームに上がれば柱の列がなんと美しいことか。

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 そしてポスト&ショボい駅名プレートより目立つオリジナルのサイン。いつ、誰が、なんのために設置したんだ。
 郷土研究レベルの高い飯田市なら、これら全部ひっくるめて文化財価値を見出してくれることと思います。
(まさ)
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伊那谷雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
桜町は長姫高校の生徒たちが乗降する通学駅。飯田線は、なんと言っても通学生でもっていると思う。近くの錦町の書店(すみれ)もなくなってしまった。和食の柚木元が新築で元気だね。料理人の春田さんの腕がいい
No title
高校生あってのローカル線ですね。そういえば温田駅では阿南高校の生徒によく遭遇しました。

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