清水と落合と中央

2016年05月02日
 そう50号連動ネタの「ローカル銀座考」シリーズ。
 中央だけあって銀座がない例には、浜松市北区の中心都市、細江町気賀があります。区制施行から10年近く経つというのにいまだに「北区」がしっくりこないのは僕だけではないと思う…。

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 町のド真ん中の「気賀四ツ角交差点」を核に、三ヶ日方面への姫街道が「中央商店街」。古い町名は「上町」になります。

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 気賀四ツ角交差点から落合橋~浜松方面への姫街道は「落合通り」。

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 そして気賀四ツ角交差点から清水橋~金指方面へは「清水通り」となっており、この三本が商店密集地として街灯に商店街/ストリート名称カンバンが取り付けられています。このほか、四ツ角から曳舟橋~舘山寺方面へは「曳舟通り」、落合橋と清水橋を結ぶ通りは「旭通り」の名がありますが、商店はパラパラとしかなく、ストリート名を記した街灯カンバンも見当たりません。
 上町を中央商店街としたのは、この通りに細江神社がありかつては官公署も並んでいたので、落合通りや清水通りに対してまさしくグレートセントラルという意識があったから、と思われます。また、上町の端のほうには「片町」の通称地名もあり、連合体としての中央という意味を含んでいるかもしれません。

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細江神社参道から中央商店街を望む

 ここにローカル銀座を考察するうえでのヒントがあります。つまり、町の最大の通りとの自負があり周辺からも認知されているならば、そこをわざわざ「銀座」と称する必要はないということ。「ローカル銀座はカウンターである」という法則は、こういう事例からも導き出しているわけです。
 もっとも、わざわざ銀座にしなくていいというのであれば中央とも付けなくてもいいのでは、と言えないこともないですが。あと、もしかしたら昔ほんの一時期だけ銀座と通称していた…なんて可能性もないとは言えない。ここは、現行銀座がないことが確認できたところで早々に撤収し、商店街組織の歴史など突っ込んだことは調べきれておりませんので…。
(まさ)

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遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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