石モノJAPAN

2015年12月29日
 春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」49号の連動ネタ。
 地元産品の行方をわざわざ遠くまで行って探るという珍企画「三遠南信産××育」では岡崎の石モノ第二弾として、昭和43年に日光東照宮に寄進された岡崎産石灯籠を取り上げてみました。5月下旬に日光へ行ったことをここに書きましたが(→●□)、これの取材です。
 取材というか、実は本当にこのネタで書けるかどうか半信半疑でした。存在を知ったのは、第一弾の二見興玉神社の鳥居(→●□)を書くにあたって岡崎りぶらで資料を探していたとき、石の組合の記念誌にほんの一行その記述があったから。とりあえずどんなものか見てから記事化するかどうか考えようと、首都圏方面に取材3割遊び7割で出掛けたついでに日光まで足を伸ばしてみました。足を伸ばしすぎじゃないか暇人め、などと思われる方もありましょうが、まったくそのとおりで返す言葉もございません。
 で、行ってみたら実在してて、日光の雰囲気はいいし、家康400年で岡崎が盛り上がっているタイミングだし、岡崎・日光双方の地元民も知らない完全に埋もれたネタだし(誰も知らないことを書くのが本業のライターとして何よりの悦び)、帰ってから日光くんだりまで行った元を取りたい気持ちがフツフツと沸いてきて、記事化した次第。

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 その灯籠は東照宮と二荒山神社を結ぶ「上新道」沿いにずらっと並んでて、なかなか壮観。目を留める参拝者もけっこう多い。けど、基壇に「奉献三百五十年祭」と刻まれているだけで来歴はどこにも書いていないという。由来を誰も気にならないのだろうか?まあ、気になるのはわたくしのようなマニアだけでしょう…。
 なお三百五十年祭というのは、東照宮の創建三百五十年祭のこと。

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 基壇には寄進者名。ぜんぶメモしてきたので、時間ができて書く気力が沸いたらたらここにアップします。

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 本誌には建設当時の写真が小さく掲載されていますが、その拡大がこちら。岡崎から来たことをアピールする幕を掲げたトラックを連ね、夜を徹して東海道をひた走り、家康出生地から眠る地へ馳せ参じたと。
 この写真は、製造に携わった数少ない存命者である石松石材工業の原田さん所蔵。原田さんは平成26年に黄綬褒章を授与された灯籠の名工です。

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 一時間くらい撮ったりメモしたりしたのち、ついでに東照宮にある灯籠をチェック。年代物がわんさかあって面白い。しかし灯籠についての案内板等は皆無であった。日光東照宮創建400年が二年後の平成30年なんで、記念事業として日光と岡崎の教委が共同で完全調査でもしたらどうかな?
(まさ)

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