つれない船町

2015年12月15日
  三遠南信の地域雑誌、春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」49号が発売中です。

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 今号のキーワードは「船」ということで、女性取材記者(まり)が西尾・伊文神社で元旦に配布される「宝船」を、わたくし(まさ)は毎回やってる地名探訪と三遠南信産××育を担当しております。
 今回の地名で取り上げたのは豊橋の船町。と言っても旧城下町の船町ではなく、飯田線船町駅について。

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 言わずと知れた飯田線で一つ目の駅です。この駅は魅力的すぎて、個人的には三河の駅の最高峰と思っております。春夏秋冬叢書の最寄駅なので来豊の際はちょくちょく利用していますが、むしろこの駅を利用したいがために電車を使って事務所に行くと言っても過言ではない。
 この駅の歴史を簡単に記しておくと以下のとおり。
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明治30年 豊川鉄道支線船町貨物駅開業(今のコンテナヤード)
昭和2年 愛電(今の名鉄)豊橋乗り入れ&豊川鉄道との共用化と同時に新船町停留所開業
昭和18年 飯田線の国有化に伴い新船町停留所を船町駅に改称

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 新船町停留所が開設された時の様子が記事になっていないものかと、豊橋市中央図書館でデータ化された新聞を漁ってみたところ、開業当日の昭和2年6月1日付豊橋日日新聞に小さく取り上げられておりました。

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 以下、その全文(読みやすいように一部修正)。
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新船町停留所 開通のお祝い
 市外北島、野田、三ツ相区民有志発起となり、今一日から開始する豊鉄(ほうてつ)新船町停留所祝賀のため、午後四時から数発の煙火(はなび)を合図に、同停留所で投げ餅を行い、新船町より吉田駅までの乗車券を多数撒布するとのことである。開駅と共に定めし多数の乗降客があるであろう。

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 なぜ祝賀行事を午後4時という中途半端な時間から始めたかというと、同じ日、愛電豊橋乗り入れ記念式典が午前11時半から午後3時まで行われたからと思われます。
 ここで興味深いのは、船町の名を冠した駅が誕生したというのに、当の船町は祝賀行事に協賛していないことだ!船町の人は船町駅まで歩く時間で豊橋駅まで行けちゃうし、名古屋方面の電車は通過するしでメリットがないから仕方ないけど、最初ぐらいイベントに乗っかってやりゃあいいのに…。
 あと、無料乗車券を大量にばらまいたってのがすごい。開駅早々「乗って残そう」運動的な!?

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 でも、ご覧のとおり利用者はけっこう多いです。
(まさ)
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