タウンアーチの先へ0052

2015年12月06日
 前回出した佐久島の民宿カンバンの関連ネタ。
 先月半ば、とある取材で東紀州に行きまして、紀伊長島の古里(ふるさと)という海辺の集落の民宿に泊まったのですが、この集落がいわゆる「民宿村」で、集落入口にこのような歓迎アーチが建てられていました。

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 高度成長期、海水浴場やスキー場、温泉地なんかに民宿がどかどかオープンするブームがあり、そういう集落を「民宿村」と呼んだようです。たとえば、愛知県だと日間賀島とか。むかしの昭文社の道路地図には民宿村の表示があったのを覚えていますが、今もこの呼称が使われているとは驚いた。

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 泊まった宿の女将によると、古里は東紀州で最も早くに開かれた海水浴場のひとつだそうで、かつて30軒以上もの民宿があり、夏にはたいそう賑わったとか。30軒以上って、集落の全戸に迫る数ではないのか?
 それが今では7軒になってしまったものの、残った宿のいくつかは料理の質で勝負するようになり、旅行雑誌でも取り上げられる人気宿もあります。この日泊まった民宿はそんなに媒体への露出が多いわけではなさそうだけれど、料理は質、量ともに凄くて、東紀州の海の幸を堪能させてもらいました。

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 ここを民宿村にさせた古里海水浴場は、鄙びた感がハンパなくて最高。数年のうちに一泊海水浴旅行を絶対に決行しようと、強く決意させるほど激シブでありました。

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 朝も散策してみたら海水浴場の端に小さな船溜まりがあり、老父が出漁の準備をしているところに遭遇。海辺の集落だけど漁村と呼べるほどの漁師はいないらしく、どちらかというとみかん栽培を中心とした農村のようです。

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 この船溜まりからは海岸線ギリギリを走る紀勢線が眺められます。古里は紀伊長島駅から約5キロ、三野瀬駅から約2キロとそこそこ距離があるのに駅がない。常設駅は人口規模的にも難しかったかもしれないけど、海水浴シーズンの臨時駅でもあれば便利だったろうに。
(まさ)
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三重雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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