田口におけるナントカと煙

2015年09月16日
 三遠南信の地域雑誌、春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」48号が発売中です。

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 今号のキーワードは「口」ということで、女性取材記者(まり)が浜松の特産品である口風琴=ハーモニカを、わたくし(まさ)は毎回やってる地名探訪と三遠南信産××育を担当しております。
 今回の地名で取り上げたのは東三河を代表する口地名、田口です。どういう代表だ。

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 田口は、言わずと知れた設楽町の中心地区。かつては北設楽郡役所の所在地で、現在も北設を管轄する設楽警察署、北設唯一の旧東海銀行支店である三菱東京UFJ銀行田口特別出張所、鳳来以北の最後の高校である田口高校などがあり、郡都の名残りが感じられる町です。もっとも、そんなことを感じるのはわたくしだけかもしれません。

 僕が初めて田口を訪れたのは、大学1年だった平成2年の夏。サークルで「田口線廃線跡探索ツアー」を企画し、男女7人でバスに乗ってやって来たのでした。男女7人マニア物語。
 鳳来町の端に位置する滝上から乗ったバスは、トンネルを二つ抜けて清崎を過ぎると、ぐんぐん急坂を登ってゆきます。どこまで登るんだ?と思ったあたりで道路沿いに家が現れ、サミットを越えて緩い下り坂をちょいと走ると、終点の田口バス停に到着。バスを降りた瞬間、田口に心を掴まれました。
 そしてウロウロ町を歩き回ってみて、外界からの距離(はるばる来たぜ感)、隔絶感のある盆地地形、そこそこ大きい町並み、田口のバスターミナルに漂う山奥の交通拠点らしい風情、そして人の気配がない谷底でひっそりと朽ちてゆく旧三河田口駅と、すべてが心情にハマったように感じたものです。
 そんな我が心のベストテン第一位(古い)たる田口が醸し出す「隔絶した土地の大きな町」感を写真で表現するにはどうするのがいいかと考えると、高台から見下ろすのが最適だろうと思い、過去に高所から撮った田口の町を振り返ってみました。

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(2014.10.08)

 奥三河総合センターから見た田口。天上の楽園的な…。25年前の初訪時にも見ており、強く感銘を受けたのでした。ちなみに本誌では、ここから見た田口の夜景の写真が採用されております(セレクトは編集長)。田口の夜景なんぞが紙媒体で取り上げられたのは、おそらく本邦初でこれが最後でしょう。

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(2014.03.15)

 田口小学校の校地の端から見た田口。なかなかの密集っぷり、実に結構なものです。

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(2010.09.18)

 もっと高いところからだとこう見えます。東海自然歩道の「御殿岩」から眺めた田口。いやはや、すごい場所に町があるもんだ。
 えー、なんというか、ここまでの田口押しに共感する人はいなさそうですね…。
(まさ)
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東三河雑 | Comments(1) | Trackback(0)
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