笠置、飯地、八百津町篠原を経て峠越えし、盆地状の中野方(なかのほう)へ。ここは美濃地方で唯一、足を踏み入れていなかった地区。かねてより地図を見て、ここは間違いなく美しい景観だと確信していましたが、予想通りでやはり美しかった。

坂折棚田。美しい。

盆地の底のほうの水田。いやー、美しい。
ところで最近、アレックス・カーという東洋文化研究家が書いた「ニッポン景観論」(集英社新書ビジュアル版)という本を読みました。電線、カンバン、巨大建造物、砂防ダム、護岸工事、杉植林など醜悪な日本の景観を斬りまくる内容で、読書ブログのほうに(→
●□)「ほぼ同意」と書きましたが、一点、同意できない箇所がありました。
筆者はどうやら、日本の農村の必須アイテムであるトタン構造物も嫌いらしいのだけど、僕は全然アリだと思っています。特に、古びたトタン小屋はむしろ景観にアクセントを与えている。

これとか。

これとか。
あと、例によってHINOMIなんかを、カー氏はどう感じておられるのか知りたい。

中野方町坂折の半鐘台。微妙に惜しい立地ではありますが…。
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