加賀の飲食物デザインを渉猟する

2015年08月08日
 石川県の続き。北陸には味わい深いデザインのローカル商品が異様に多く、毎年なんやかやと収穫があります。今回はその収穫物をまとめ出し。

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 などと言いつつ石川でなく富山ですが、地鉄沿線の町、上市の「日本海みそ」。なんというか、北陸の原風景な感じのパッケージ。

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 以降は石川県。野々市の舘製菓所の「すはま」。煎って挽いた大豆に砂糖を混ぜ水飴で練り込んだ、素朴な駄菓子。上の味噌と同じく、ここにも茅葺屋根の家が!でもこの絵、別の袋菓子でも見たような気がするのだが…。菓子パッケージ専門メーカーのフォーマットかもしれません。

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 裏の但し書きにもグッとくるのである。

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 金沢の食品メーカーふくら屋の「味付たらの子」の缶詰。風合的にも盛り付け的にも昭和40年代の本を思わせる写真が見事じゃございませんか。

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 能美市の田中屋製菓の「手取川昭和九年」。衝撃のモナカ皮デザイン!記念碑の建立年の文字のようだ。ていうか、おそらく記念碑か慰霊碑が実在するのだろう。 
 これを見つけたのは偶然で、能美市の旧辰口町を車で走っていたら「昭和九年」と書かれた電柱カンバンが延々続いており、気まぐれにそれをたどってみたところ、農村集落の中にある製造元に遭遇したのでした。店の創業年かと思ったらそうではなく、昭和9年は手取川が最後に氾濫した年で、その悲劇を後世に伝えるために先々代が命名したんだそうな。

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 白山市の吉市醤油店のスタンダード「朝日」。ザ・ライジングサン!

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 蔵元の建物も見事。所在地は松任市街地から車で10分ちょっと南に位置する安吉町。ここは典型的な加賀平野の農村ですが、町内には日本酒の「手取川正宗」の蔵元、吉田酒造店もあり、景観的にも産業的にもレベルの高い集落になっております。
(まさ)
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