重伝建への階段

2015年08月01日
 東海北陸地方の梅雨明けを挟んだ先月19日から21日まで、一年ぶりに石川県白山麓へ。この地域は、嫁のかつての仕事の関係で縁が深く、白山国際太鼓エクスタジアという和太鼓イベントの開催に併せて毎年行っております。
 で、今回は4年ぶりに、白山麓エリアの最奥に位置する旧白峰村に行ってみました。数年おきに行っている割に、いつも嫁の知り合いのところに寄ったり日帰り温泉に入ったりするくらいで町をロクに歩いておりません。今回は妻子を温泉にブチ込んでおいて、うろちょろしてみました。

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 白峰はかつて秘境と呼ばれたほどのハイレベルな山村です。古い民家が密集する中心集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されております。

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 もっとも、わたくしの写真では重伝建ぽさがあまり伝わってきませんが…。一枚目の写真はメインストリート(前日が祭礼だったので提灯がまだ残っている)、二枚目は独立した蔵が集まるエリア。このように蔵単体を集めた町は見た記憶がなく、重伝建らしいレアさです。
 で、観光客か不審者かよくわからない風体でじっくり町を見物していると、どの建物に共通するアイテムがあることに気が付いた。

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 それは屋根に上がるための梯子である!

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 どこの梯子も常設である。豪雪地帯なので、たぶん雪下ろしで屋根に登る用と思われます。

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 集落の中心にある林西寺に行ってみると、巨大な木製梯子が本堂と庫裏に架けられていて驚いた(庫裏の巨大さも凄い)。元気のよいガキなら思わず登ってみたくなる風情ですが、勝手に登られちゃさすがに困るので、下部には登れないように板が嵌め込んであります。
 そんなわけで、さすが重伝建、細かいアイテムも一味違うなと感心した次第。
 なお、白峰のあと国道157号を北上しながら観察したところ、白峰の北に隣接する旧尾口村までは常設梯子の民家が見られました。
(まさ)
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