壁画鑑賞の手引0007

 7月9、10日と、東京は浅草の「ほおずき市」へいちおう取材で行きまして、その合間に今年度いっぱいで廃止予定の船橋オートに行ってみました。
 最寄りのJR京葉線南船橋駅で下りたところ、駅前にそそる公団団地があったので、レース前にちょいと見物。

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 手前に見える昔ながらの建物が、その若松二丁目団地です。手前に更地、右手にIKEA、奥に小奇麗なマンション群があって、なかなか凄い景観。
 写真に見える団地のシンボル、給水塔もなかなかのものでした。

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 巨大給水塔に、なんだかよくわからない壁画が描かれているのである!
 まず目に飛び込んでくるのは宇宙遊泳ですが、よく見るとコンコルドっぽい飛行機、グライダー、気球、そしてエベレスト…かどうか知らんが険しい山がごたごたと描き込まれています。団地の風情とミスマッチにもほどがあるシュールさ。凄すぎる。
 給水塔マニアの方の素晴らしいサイト「日本給水党」によると、クロード・ライールというベルギーの壁画家が、公団の依頼で1987年に製作したもので、団地に住みながら描いたという。わざわざ海外作家を招いたとは…。こういう雰囲気の公共建築壁画が好まれた古き良き時代の、最後の名品といえるかもしれません(テキトー)。

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 りんくう常滑を思わせる殺風景な南船橋駅前にて客を待つオートファン無料バスの車体にも、遠目には同じようなテイストの絵が。北斎風の波濤にオートレース、渋いねどうも。オート用語で、走路にできたタイヤの軌跡を「黒潮」というので、波濤はそのイメージなのでしょう。
(まさ)
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