さらば常滑市民病院

2015年04月30日
 常滑駅の北西にある常滑市民病院が、明日から常滑インター南の飛香台に移転します。

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 さすがのわたくしも公立病院までは守備範囲じゃなかったのですが、知多半島のローカル媒体で取材する機会があり、先の三月に初めて行きました。
 オープンは昭和34年で、建物も完成から55年も経つとさすがに古びている。狭くていささか薄暗いので、患者として来ていたらちょっとダークになったかもしれないけれど、マニア的にはなかなかいい味わいになっております。

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 旧病院は、よく見ると全体が二色のタイルで覆われています。さすがタイルの町。完成当初は市の広報に「美しい空色のタイルに包まれて目の覚めるような新鮮な姿」と紹介されるほどだったのに、今では汚れが目立って微妙な色に…。
 りんくう地区が埋め立てられていなかった頃は、病院の前は海でした。原稿を書くため病院20年誌を読んでいたら、なんとここの売りのひとつが「海が見える手術室」だったという。人伝に聞いたところでは、医師には好評だったらしい…。

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 正面入口には、門柱ならぬ門壁?が。ここにもスカイブルーのタイル。

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 いかにも昭和30年代っぽい明朝体と、杉本健吉デザインの常滑市章が実に味わい深い。撤去するには惜しいこれらのアイテム、新病院か陶の森資料館にもで移設してほしいですが…。

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 非常に狭苦しい中庭には、片岡静観(→●□)が手掛けた「健康の像」がありました。あまりに狭い中庭だったので、存在に気付いていた人は非常に少なかったと思われます。
 しかしなんでまた、常滑を代表する陶彫家の作品がこのような気の毒な扱いを?と思ったら、昔は広い中庭だったのに、待合ロビー拡張のため中庭を潰していった結果こうなってしまったらしい。昔の規格で設計された病院なので、増改築は仕方がない…。
 なお、この像はだいぶ先になりますが新病院に移設されるとのこと。よかったよかった。
 取材させてもらった縁もあることだし、せっかくなんで新病院で診察されたいものですが、わたしゃ常滑市民どころか知多半島の人間ですらないのであった。
(まさ)

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